第22話|“え…マスクに、ほぼついてない?” 一番嫌だった“あの確認”が、嬉しい誤算になった日 | あれこれ迷って、今ここ。

第22話|“え…マスクに、ほぼついてない?” 一番嫌だった“あの確認”が、嬉しい誤算になった日


〜マスク移りが本当に嫌だった私が、外した瞬間ちょっと驚いた話〜

私にとって、
本当に嫌だったのは
塗った直後じゃありません。

マスクを外した時。
そして、
マスクの内側を見る瞬間。

ここでした。

日常的にマスクを使うことが多かった私にとって、
あの“答え合わせ”みたいな時間は、
地味だけどかなり嫌。

だって、
鏡がないことも多い。

自分の顔が今どうなっているかは、
その瞬間すぐ確認できない。

でも、
マスクの内側にファンデーションがしっかりついていたら、

“あぁ…じゃあ顔もそれなりなんだろうな”

って、
なんとなく察する。

あれ、
本当に地味に悲しい。

今まで何度も、
マスクを外して
「うわ…」
ってなってきました。

だから今回も、
時間経過で少し違うかもと思いながら、

結局一番気になっていたのは、

“で、マスクは?”

ここでした。

そして、
ちゃんと見てみたんです。

……あれ?

ここ、
正直ちょっと驚きました。

ゼロじゃない。
もちろん、
全く何もつかないわけではない。

でも、

“え…これ、よく見ないとわからないかも”

そのくらい。

今までみたいに、
パッと見で
“はい、しっかりついてます”
みたいな、あのわかりやすい感じじゃない。

むしろ、

“あれ…?かなり違わない?”

そんな、
ちょっと嬉しい誤算。

これ、
私の中ではかなり大きかった。

だって今まで、
マスク移りって
もっとわかりやすいものだったから。

外した瞬間、
「あぁ…やっぱりね」
みたいな。

でも今回は、
その“いつもの残念さ”が薄い。

ここ、
本当に意外でした。

そしてもちろん、
顔そのものが
完璧ノーダメージ!
…なんてことはないです。

毛穴ゼロ、
赤みゼロ、
別人級。

そこまでは、
さすがにない。

でも、

“マスク外した瞬間、もう終わった感”

それが、
かなり違った。

今までは、
マスクを外す=崩れ確認
みたいなところがありました。

でも今回は、

“あれ…まだ大丈夫かも”

そう思えた。

これ、
派手じゃないけど、
私にはかなり大きい。

劇的に人生変わる、
みたいな話じゃない。

でも、

“マスクにほぼつかない”
“外した瞬間、いつもほど絶望しない”

その変化って、
日常のストレスとしては
思っていた以上に大きい。

しかも今回は、
厚塗りで無理やり作った感じじゃなく、
少量で、
最初から“崩れ方”を意識していた日。

だからこそ余計に、

“え…これ、もしかして嬉しい誤算かも”

そう思いました。

もちろん、
まだ初回。
まだ一回。

だから、
これだけで完全決定はしない。

でも少なくとも、

“またいつも通りダメでした”

それとは、
ちょっと違った。

私が欲しかったのは、
絶対崩れないことより、

“人前でマスクを外す瞬間が、少し怖くなくなること”

だったのかもしれません。

少なくともこの日は、

マスクを外す

内側を見る

絶望する

…じゃなかった。

むしろ、

“あれ…?”
“え、ちょっと待って。今日、違うかも”

そんなふうに、
一番嫌だった確認時間が、
少し嬉しい時間になった日でした。