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space night, day light, night flight

【BLCD感想】DEADLOCK(2007年/英田サキ/安元洋貴×中村悠一)

 

外画風。いや、外画吹替風。
英田サキはBL色が薄いので余計にそう感じるが、これにより安元さんが浮かないという効果も発生している。
中村さんのナレーションが多すぎて、ドラマCDというよりノベルゲーを読み上げているようだ。とにかく中村さんが喋りっぱなし。
しかし聴き取りやすく、多数の外国名の登場人物も混乱しない。

刑務所ものでリンチやレイプがあるが、そのへんはさらっと短め。
所々BGMが妙に軽快なのは解せない。
千尋さんのオカマ役がイイ女で感激。やっぱり千尋さんは物憂げで凄みのある中森明菜だわ。

メインの二人に関しては、些細なやり取りで気持ちの交流を描く。
2枚組なのに恋愛面の発展がなく次巻に続いたらどうしようと思ったが、エロはありまぁす。

これは可愛い中村受け。しかし性格は直情型でせっかち!
トラブルメーカーだし、攻めさん以外の二大ボスがこの子を取り合うよ!ヒロインか!

一緒に脱獄して、愛の逃避行!とはいかなかったけど、ラストの絡み中村さんのツンデレ?誘い受け?が絶品。
しかしエアバッグには笑った。怒張の表現として「エアバッグみたいにガチガチ」は斬新。
まあ中村さんの細い声が可愛かったからすぐ引き戻されたけど。
連続2回戦の乱れっぷりにお得感がある!

殺伐→やるせないほど幸せと言う中村さんの穏やかな声。
事後の満たされた良いシーン。

英田サキらしい高いドラマ性で面白かった。
続きが気になる!

安元さんや中村さんのBLは苦手なパターンもあるけど、これはイイ。
浮いていないし、萌える。
特に中村さんファンにはオススメ。細く高い声で可愛い。
中村受けの中ではPunchの次に可愛いと思う。

さすが名盤。聴き応え充分です。

【BLCD感想】チョコレートのように(2008年/ひちわゆか/安元洋貴×武内健)

 

うわ、エッロ…。
これはいい安元さんですね。安元さん特有の感じが、傲岸不遜キャラに合っていたと思う。
武内さんはいつも通り。

話はトンチキBLもいいところだけど、悪くないです。
面白いと言ってもいい出来。

難点を挙げるなら、超BLドリームとチョコ咀嚼音。

声質なのか、安元さんは怒りの表現や叫ぶのが苦手に思える。
比べるものじゃないけど、当て馬役で出ていた達央さんの怒鳴りながら殴りかかってくるシーンのまあスカっと鮮やかなこと!

【BLCD感想】砂楼の花嫁(2008年/遠野春日/安元洋貴×遊佐浩二)

 

遠野春日のアラブもので花嫁で2枚組。察するに余りある。
第一王子×美貌の軍人。
受けが半陰陽+結婚式を挙げる設定は、人を選ぶと思う。
安元さんと小西さんの双子兄弟が低音美声。

一目惚れ→結婚するだけの話なのだが、並行して、テロ犯人として誤認逮捕される+お家事情や政治話が進む。
受けについて、近衛兵だから容姿を求められるにしても「細くて折れそうなほど華奢」はどうかな。

SE+BGMが鳴り「あそこがうずく」は笑う。
女性作家が書くBLで、女の身体が感じる表現がこれとは…。

拷問も身体検査(受けが意識を失った状態で、脱がせたら半陰陽が発覚)も発信機(乳首ピアス)も、あっさり描写で残念。
起きた受け「下半身にはこじ開けられたような鈍い痛みがある」
時代を感じる表現。これもあっさり受け入れる。

トラックが飛んだかと思うほど、二人が急速に近付く。
「君が女だったら、事はもう少し単純明快だったのかもしれない」と言うが…
相当トントン拍子に進んでいると思うぞ。

初めてのキスに感じて拒んで、「あの部分が潤んでくるのがわかって怖くなり」「女性の身体とはこんなふうになるものなのか」
半分まで聴いたところで私の興味は、挿入は前か後ろかのみ。

小西×遊佐の悪戯の艶っぽいこと。
もっと聴かせて!

旅先での初めてで、受けの核心に触れるくだり「君の男性器はきれいな色と形をしている」「君の女性の部分もよく見せてくれ」「とてもきれいだ」
聴いていて楽しいw
前は指だけ。挿入は後ろでしたね。
結構声を張るので、遊佐受けの良さがある。

「兄上に女にしてもらったようだね」
パワーワード◎

最後、攫われて救出される。
身体のことも、政治の道具にされていることも含めて、まさに姫。
しかし…女として(花嫁姿で)結婚式をして、「花嫁は病弱で子供を産めないから皇太子を降りる」と宣言するのは…。守るためとはいえ、うーん…。

最終トラック「幸福に満ちた初夜」の通りラブいおせっせ。
「こちらも俺に許せ」「破瓜したようだな」「俺が君の初めてを奪った男だ」
おおう。
「この続きはまたにしよう」「今日はいつもの通り、こちらで」「後ろまでびっしょりだ」

これねえ…ダメ人はダメだと思うわ。

総括。
話はベタで、先は読めるが、演者の力で最後まで聴ける。
絡みは2回、どちらも長め。
とにかく半陰陽で女性器への挿入があるから注意。
このところ今どきのゆるふわBLCDばかり聴いていたので(トンデモではあるが一応)重厚な世界観&芝居を2枚組で聴いて、お腹いっぱい。この疲労感が懐かしくも心地好い。

【BLCD感想】御曹司の口説き方(2015年/鳩村衣杏/安元洋貴×立花慎之介)

 

御曹司同士。
立花さんは古風ですっとこどっこいなキャラ。安元さんは不遜系。
どちらもやりやすいトーンで、無理のない役作りなのがわかる。

受け→攻めなのだが、その傍ら、共通の友人である可愛い梶さんに二人ともメロメロ。

コミカルにテンポ良く。これはいいラブコメ。
男友達の結婚を阻止?するために二人で結託するBLには珍しい設定だが、無理に事件を起こすより余程しっくりくる。

「ちょっと来てくれ」
「セックスしよう。俺が本当の意味で童貞を卒業させてやる」
あまりに突然でCDが飛んだかと思った。
ブチ切れる受け、まったく動じない攻め。
「求められるのがどんなに気持ちいいことか教えてやるよ…」
ラブコメ暗転オチだと思いきや、「料理上手な男はセックスも上手いと決まってるんだ」
へ~え?自分のことですかね?w
「俺が愛してやる」
この流れで本当に行為に至るとは!

サロンのようなBGMに乗せて、安元さんのセックスカウンセリングが始まったw
エロなのかギャグなのか極めて高度な攻防戦。
立花さんはギャン喘ぎ。可愛い。

「貴様それでも男か!」のくだりの立花さんがとてもよかった。
恋愛に帰結しなくてもいいと思ったが、一応最後は攻め→受けを口説き、受けがOKして、絡みへ。今回もサロン的なBGM。

総括。
いい人しか出てこない。
絡みは2回あるが何かが凄いわけではないから、それ目当てで聴くのはおすすめしない。
それぞれがハマり役なので、キャストファン向けかな?

【BLCD感想】透過性恋愛装置(2008年/かわい有美子/安元洋貴×鈴木達央)

 

非常に衝撃的だった作品。これで達央さんにハマりました。
ご本人の性格の通り演技も潔いというか何というか…メーターの振り切り方が物凄いです。

温厚なやり手ホテルマン×唯我独尊の美形建築士。
達央さんが演じる北嶋というキャラがぶっ飛びすぎて、もう。

前半は本当に高慢で、とても仕事中とは思えない態度で突っかかるわ、友人との会話も自己中が過ぎるわ、「性格が悪い」では片付けられないものがあるので、この生意気な駄々っ子を可愛いと思えるかでこのCDを楽しめるかが決まりますね。

恋に落ちてからの後半は、まさに暴走乙女。
落ち着け!と。前半のあの態度はどこに行ったのか!と。
もう本当に北嶋がいじらしくて可愛くて。

人は恋をするとこうも変わるのかというのをこれでもかと見せられます。
「窓の外をピンクの象が歩いている」という表現がぴったりな北嶋の舞い上がりっぷり。

このトキメキが爆発するのが、最後に一度だけある濡れ場。
これが、驚異的な破壊力…。
何事かと思いました。達央さんは凄い…。

北嶋の「AV喘ぎ」に引く方もいるようですが、「自分でも信じられないような甘ったるく濡れた声」「本当にAVまがいの声が出た」「女以上の高く濡れた声」「色気違いのように喘ぎ続けた」という原作の表現なので…。
私は好きです。むしろ感動しました。
ちなみに牧田の声に関しては「よく響く低音のバス」と書かれています。

原作で一番好きなのは、ホテルの部屋で、先にバスルームに入った北嶋が、牧田が帰ってしまわないか気になって気になって仕方がなくて…というシーンです。
なんと健気な!

CDで一番好きなのは、牧田の口調がビジネスモードからプライベートの砕けたそれに変わるところ。壮絶に色っぽいです。安元さんの牧田はハマり役だと思います。
丁重なホテルマン。安元さんのクセが生きています。

北嶋の感情と共に、話もジェットコースターのように動きます。面白いですよ。
しっかりとラブだしエロだし、言うことなしのBLCDです。
終わり方もいいですね。

聴いている人の心をがっちりと掴む達央さんの演技。
とても個性的で魅力的な声優さんだと思います。