【BLCD感想】囀る鳥は羽ばたかない 5(2018年/ヨネダコウ/羽多野渉×新垣樽助)
原作片手に聴く。
CD4あたりから場面が動くので音声だけではわかりづらくなっていると思う。
このシリーズはBGMが素晴らしい!
わりとシリアスなやり取りから始まる。
「苛めたい」で入る曲、この軽妙が…矢代の乾いた笑いのよう。
今回の矢代は自問しながら言い募るようなモノローグや台詞が多い。
新垣さんの細やかな演技が光る。
揺れる矢代の心が独特の表現で綴られて、最後「お前は嫌だ」の弱弱しさよ…。
ここから、絡み。ついに。
ずっと繰り返されてきた、逃げる矢代、追う百目鬼にも決着の時。
「もっと痛くして」「しません」「しろよ」「しません」に辿り着いた関係性を感じる。
それは救いなのだろうが…
陰惨な過去回想から、不穏な事件パートへ移行。
26話冒頭、暴行シーンが3割増。
サービスだろうかw
出番は二言だけですが、天羽役の佐藤さんが、とても低音。
と思ったが、葬儀シーンの17歳が可愛かった。
その対比のためかな?
最終話で、七原が出てきて嬉しかった!
最後に出てくるといえば、影山先生との会話でグッと〆て、本編終了。
ペーパーとは異なるSNSネタの小話が付く。
七原と竜崎の怒鳴り合いを聴くと「囀る~」だという感じがする!
本編で出番の少なかった天羽も出て嬉しい。
フリト15分半。
恒例の、皆さんでワイワイと。
新垣「ようやく、ついに、結ばれましたね~!」
みなさん「合体!」連呼で楽しそう。
新垣「バトルの時間が長かった~!」
羽多野「1ラウンド何分あんだろうっていうね」
ここまで演じてきた矢代という複雑な役を考えると、「難しかった」とのこと。
大事なことなので2回どころか3回言っていますね。
「難しかったの頑張ったから何度でも聴いてくれい、みんな」
珍しいですね、こういうことを言うの。
安元さんが「いいこと言う」と言うのもわかる。
羽多野「百目鬼の百目鬼が…」
興津「おめでとうございます!」
うるさいよww
羽多野「致してみて…」「ファイティング状態のとき…」言い方w
チューニングの難しい役なので、絡みの息演技で何回もやり直したようで、これも貴重な話ですね。あんなに場数を踏んでいる羽多野さんなのに。
ところで「おせっす」て何?w
おセックスでもおせっせでもなく?
ともかく「あんなにやさしい気持ちのおせっすをさせてもらえたことはいい経験」とのこと。
聴いている皆さんも爆笑。
三宅さんの「もうひとガバ」「ガバりが足りない」もイミフすぎて愛しい。
楽しい現場のようで何よりです。
天羽は27年前が17歳。ということは44歳。
それは声も「ああなっちゃう」ですね。
佐藤さんの「来年もよろしくお願いいたします」に年末と大人を感じますw
総括。
バトルと暴行とフリトと。全力投球。
原作、演者、制作、三方に恵まれた本当に幸せなシリーズだと思う。