【BLCD感想】三角オペラ(2017年/冥花すゐ/佐藤拓也×山下誠一郎×山中真尋) | twilight

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【BLCD感想】三角オペラ(2017年/冥花すゐ/佐藤拓也×山下誠一郎×山中真尋)

 

不良生徒が山下さん、お坊ちゃま→病むのが佐藤さん。
逆かと思っていた。
この山下さんはジブリ感はないかな。
先生は健気受けというより聖母的でちょっと気味が悪い。
話は中二的閉塞感があり、芝居掛かった台詞回し。

先生の実家で「歌ってください」のシーンはどうするのかと思ったら飛ばしたw
それでいいと思う。

トラック4の、先生に迫る佐藤さんは気持ち悪くてとてもいい。
こんな引き出しもあるのだなあ。毎回爪痕を残すなあ。
ここに殴り込んでくる山下さんもとてもいい。
わりと淡々と進む話ですが、3人それぞれの感情のクライマックス感があった。
全員もうこれ以上我慢できない状態は、先生が退職、生徒2人は「同じ間違いを犯した。同じ罰を受ける」と非常にきれいに収束する。
ここですんなり受け入れられたのは、丁寧な演技の賜物。

女児が恋の話をするシーンは原作でも苦笑したが、CDだと声に無理もあり、二十苦。

卒業式で再会、生徒2人から告白、最後はラブい3P。
しかし何をしているのかわからない。

初回特典。
飛び飛びの時間経過で、プレイバック的な内容~成人式(泣き上戸の佐藤さんに「好きです」と繰り返す先生が可愛い)

総括。
話は中二トンチキだが、演技と演出は丁寧で感情が置いて行かれることはない。
予想よりよかった。
ピアノ曲が主体のBGMも作品の格を底上げしていると思う。
すっきりしない話ではあるが、なんとなく上品退廃風味に仕上がっている。

特典トーク。
山下さんが馴染んでいて嬉しい。