【BLCD感想】きこえる?(2016年/橋本あおい/山中真尋×小林裕介) | twilight

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【BLCD感想】きこえる?(2016年/橋本あおい/山中真尋×小林裕介)

 

ユノはもっと線の細い声を想像していたけど、山中さんのタイトルコール「きこえる?」を聴いた瞬間に「これが正解」と思った。
大学生の男の子から見てカッコイイと思える大人の男性。

引っ込み思案の樹くんが頑張って人と話そうとする様子も、可愛すぎず等身大。
とても普通で良い。

声優さんのラジオDJ役って、いいものですね。
その特性を生かして、でも別の世界線。

ラジオでメールが読まれて「頑張れなくなったらいつでもおいで、応援するから」
あんな穏やかで親身に言われたら…!ねえ。
あれは特別な声。もう特別な関係。と思うよね。

心のやさしい人たちの細かなやり取りで距離感が近付いて感情を擦り合わせていく話ですが、モノローグが多めなのは原作通り、基本的には息のアドリブや声色で表現している。
じっくりと演技を楽しめる。

仮病でお見舞いに来た拓真に「すげー恥ずかしい」
ユノさんからメールが着て「終わっちゃったあ…」と泣く小林さんの声が、
どちらも割と明るくて、それが却っていじらしい。

飛んで2年後となる次のシーンで、ちゃんとバイトをしている樹に成長を感じる。

あまりにいい話すぎて、飲み会の「きこえる?好きだよ」で、ここで終わってもいいと思った。
あまりにきれいにオチているので。健全すぎた。

しかしお楽しみは続きます♡
原作の描き下ろし部分から「理性の限界セット」へ。
台詞が足されて、絡みも最後までになっている。

「やだ」「なに」「へん」と声を上げる樹くんが可愛い!
「気持ちいい、ね?」と教えるように刷り込むように言うユノさんは大人の色気。
は~♡歳の差カップル♡

達したあとに「つらいっていうか、びっくりした」と混乱して泣く天使。
めっかわ。

このトラック1が16分弱あり、もう満足だけど、トラック2も9分強で特装版小冊子の内容。

こちらも絡みに台詞が足されていて、
「俺におしり向けてるのがそんなに恥ずかしい?」「ちょっと出ちゃった?」がGJすぎる。

ここから、落ち着いて響く声でゆったりと言葉責めっぽくなる。
トラック1の絡みは無音だけど、こちらはBGMがついているのも良い効果。

揺すられながら言う「ユノさん、の、こえ、す、き…っ」臨場感◎
山中さんの「…頼むから黙って、かんべんして」も最高。

特典フリト。
メインの二人+古川さん。

小林さん「最後にギュっと濃厚なシーンもあって。みなさんお待ちかねのシーンを」
そういうことを言う方なんですねw

感想を言ったあとのお題トークで、突然始まるコント。
即興コントをやるフリトって斬新w
しかしこのコントで明らかになる、やはり古川さんは反応が異質。

総括。買うなら絶対初回限定盤!