【BLCD感想】夜ごと蜜は滴りて 2 清澗寺家シリーズ 5(2009年/和泉桂/小西克幸×野島健児)
久しぶりに聴きましたが…いやあ、濃いですね。
私の知る限り、このBLCDが一番濃いです。
清澗寺の5枚目、深沢×和貴の2作目。
清澗寺の中でもこれが最も濃いと思います。
背徳、淫靡、主従、凌辱、そういうものが好きな人はどっぷりと浸ることができます。
どこまでも格調高くしっとりと…雁字搦めの濡れ場が展開していきます。
異様さでは4の遊佐×神谷組もずば抜けているけど、遊佐×神谷組が背徳感ゼロなのに対して、小西×野島弟組はとにかく後暗さ満載で押し潰されそう…。
潰れそうな和貴を深沢が徹底的に追い込んで、「さあ私の手を取りなさい。あなたには私しかいないのだから…」と迫るラストはいっそ清々しい。
メインは深沢×和貴ですが、あどけない10代の和貴が伏見を「おじさま」と呼んで、手ほどきを受けるシーンも存分に堪能できます。
清澗寺シリーズは、重厚な世界観をスタッフ&キャストの本気が支える非常に上質なメロドラマだと思います。BLCDの金字塔。人を選ぶ内容だけど、圧倒的なクオリティは伝わるはず。
特に2と5の深沢×和貴編、4の伏見×冬貴編は異彩を放つ作品。