【BLCD感想】インテリ君の恋病(2015年/ヤマヲミ/小野友樹×野島裕史)
この作者とタイトルの段階でハードルは下がる。が、キャストには期待。
予想に反してシリアス風味。
二人とも知的で穏やかなキャラという第一印象→執着監禁病み攻め×内向的で暴発する系の受け?
でもこの作者だし、ライトです。
小野友さんの強気でグイグイくる演技は、聴いている人に「人間性を疑う」という違和感を抱かせるに充分。低音イケボの魅力がいかんなく発揮されている。
「自分でも好きなんだか憎いんだかわかんねえ」
真摯な告白?にグッときちゃうよね…。演技力の賜物。
「思考回路がついていかない…」
受けちゃんのモノローグに我に返るw
そうだった!おのゆーかっこいーと思って聴いていたw
いやーしかし絡みの強気攻めのおのゆーは文句なくカッコイイよ…。
「好きだ…好きだ…」と何度も繰り返すのもイイよ…。
まあそれも普通に考えたら「自分勝手すぎだろ…」なのですが。
共依存というにはあまりにほんわかした流れになる。
攻め→受けの理由は…「自滅型」と言うが、要は孤立している人を支配したいんだろうなあ…。
養うと言われて「好かれるって気持ちがいい」と思う受け。
同質で対等なBLではないが、一般的にはそれもひとつの価値観ではある。
「いつまでも監禁されてちゃダメだ」
→働こうとする受け
→出ていこうとしていると思い、激昂するかと思いきや手放す攻め
→追い出され、再会しなければよかったと悔やむ受け
意外とあっさりだが…
ここで受け→攻めになるんだなあ…。
まあだから感情の流れはある。
告白し合って、両想いハピエン。
「卑屈なままお前と一緒にいたくなくて」は、前述の意味ではBLっぽい。
「履歴書にお前の家の住所書いちゃった」には唖然…。
監禁するような相手だから、まあ割れ鍋に綴じ蓋ですかね…。
最後、「もう待てねえ」とのことで玄関でセッ。
ちょっと激しめ。野島兄がうるせえw
AV的で、コレジャナイ感(野島兄じゃない感)という意見もあるが、原作通りのようです。私は未読だが。
おのゆーの「すげー出ちった…」が素っぽくてよかったですね…。
番外編は回想出会い夢+現在後日談。
ほのぼのH。また野島兄がうるせえwアリですけどね…(ゲンドウポーズ)