【BLCD感想】ダブル・バインド(2011年/英田サキ/森川智之×興津和幸/大川透×鈴木達央)
非常によかった。こんなにしっかりしたドラマCDは久々に聴いた。
主軸の事件がサスペンスとして引き込まれたし、ストーリー展開も無理がなく、演技も全員がハマり役。
導入部分だけで既に相当引き込まれる。
英田サキ原作なので、これをBLにする必要が?という心配はあったが…
いやはや、これは凄い。
主軸の事件が相当物騒で猟奇的なのは怖いけど引き込まれるし、
安定の森川さんと初々しいけど既に艶っぽい興津さんのコントラストが鮮やかだし。
興津さんは初受けですよね。ちょっと声が若いね。可愛い。
患者の少年に話す声がやさしくていいなあ。
そして、達央さんが素晴らしかった。これまでに演じた役で一番好きだ。
泣きそうと言った後のモノローグでこっちが泣くわ。
達央さんで泣く日がくるとは。
ハマり役にしてもすっごい。
上手いなあ…。
絡みは短いけど、この人は本当にイイなあ。
抑えた吐息系の受け声は珍しいですね。むしろ低めに出しているのがイイねえ。
うーん。素晴らしいです。はすっぱな愛人役なんて最高に似合うじゃないですか。
興津さんも初受けからして上手いですね。ツンケンしても挑発しても上品で愛らしい。
攻め二人の安定感はもちろんのこと、
事実上3役を演じ分けた阿部敦さんの集中力も凄い。
阿部さんもこの役が今まで聴いた中で一番好きだ。とても自然だった。
このレベルで感動できるCDなんて50枚に1枚くらいだから。それくらいよかった。