【BLCD感想】起きて最初にすることは(2016年/志村貴子/増田俊樹+松岡禎丞)
良いCDは第一声でわかりますが、これもそう。
訥々と。歪んだ兄役は増田さんの十八番だと思う。
松岡さんは何を演じても上手くて、声も感情表現も繊細な方なので、
ブレずに、この変な話を演じ切る。
原作が志村貴子さんなので、一般的なBLとは異なり、萌えとかではなく…
直截な言葉や性的な場面は多いけど、ちょっと…
作風を知らない人が聞いたら、相当戸惑うと思うし、
ドラマCDとしてのクオリティは高いが…CD化する意味は、よくわからない。
子連れ再婚同士で中1と中3が義兄弟となる。
懐いてくる弟が可愛い⇔兄への執着がこじれて…という話ではあるが、
兄が男にフェ○しているところに出くわして、兄はホモだと学校でバラす→兄は不登校に。
他にも、事あるごとに兄を罵り、家庭やバイト先でも性嗜好をバラしたり…
性欲と精神の成熟がアンバランスで、このあたりは志村さんらしい話ではあるが…
共感はしづらい。
兄は兄で、弟へ性的なことを求めすぎており、
BLとしてはエロが豊富ではあるが…
兄の思考が独特すぎて、一緒に楽しむことは難しい。
弟は女との絡みも多い。
それを壁ドンしたり、壁越しに聞いてオ○る兄。
内容はある。
志村さんらしさ、キャストらしさもある。
けれど、それに共感できるとか、楽しめるかは別問題。
萌えもないかなあ…。
エロはあるが、エロくはない。
二人とも出演数がそれなりにあるキャストですし、
ここでしか聴けない演技はないと思う。
「なんなんだよ、これ…」という台詞の通りの話。
何か挙げるなら、松岡さんの「うるせえドブス!!犯すぞ!!」が好き。