【BLCD感想】女王と仕立て屋(2016年/スカーレット・ベリ子/村田太志×新垣樽助)
村田さんはショタ声の元気っ子の役が多く、
それゆえに敬遠してしまうが、演技はとても巧い。
今回はそれほどキャンキャンした声ではないが、女王様というより少年暴君。
いや、意識高い系の大学生くらいに聴こえる。
この攻めは何を根拠にこんなにエラそうなのだろう…。
通常、こちらが受けになるところだが…。
これまで聴いた新垣受けで一番低音。
攻めはノンケだし、受けもバツイチ。
お互いにゲイを前提とした出会いでもないのに、なんで成立する?
トラックが飛んだかと思うほど、出来事がどんどん進む。
自分が恋の対象になっていると受けが早い段階で気付くが…
なんでこれで恋になる?
攻めは世間知らずだから懐くのと恋を勘違いした?
諸々の展開が早急すぎる。
「もうやめましょうか、この関係」というが、どんな関係?いつの間に発展?なぜキス?
姉が登場してからは、少し進行が丁寧になったと感じた。
「こういうことするの、もう何回目」「4回目」という台詞に驚く。
二人の初めてどころか、この4回目も絡みも聴かせず、絡みは最後に1回だけ。
貧乏ゆすりの音と水の音がおかしいと思う。
スカベリさんの漫画は音声化すると伝わらないということは既に証明されていますが、
今回も同様。
特に盛り上がりや聴きどころはないかな。