【BLCD感想】スクラッチブルー(2018年/三ツ矢凡人/寺島惇太×古川慎) | twilight

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【BLCD感想】スクラッチブルー(2018年/三ツ矢凡人/寺島惇太×古川慎)

なんだかワケアリな感じをあれこれ匂わせながら進んで後からネタばらしをする構成は、

本なら振り返って読めるけどCDだからね…。
加えて、時系列や場面転換で飛ぶし、何度も出てくる幼少期は女性声優?なので別人だし、
連続した物語として耳で聴いて把握しづらい。

原作チョイスの問題ですね。

罪悪感から性行為に応じるのはよくあるけど、
構成のせいか、恋愛感情が語られないせいか、唐突に感じる。
短い行為(夢設定)が繰り返される。

終盤で、

「好きだよ。けど、あっちゃんが俺と一緒にいてくれたのは、ただの罪滅ぼしだったの?」
「違う。ただ涼ちゃんの傍にいたかっただけ」
両者泣きながら告白するが、感情移入できない。
ここに至る何もかもが細切れすぎた。

涼太が幼児退行のように異様に幼いのが耳で聴くとキツイ。
本当に「ふぇぇ」と言う。
最後に一度ある絡みは、ショタ声で「あっちゃんにドキドキしてちnちnが…」
何を聴かされているのか…。そしてこちらが攻めなんですよね。
事はスムーズに済む。
何故だ…。BLドリームか。

脇にヨシキ(いじめっ子)と河西さん(関西弁)
怒鳴って暴力を振るうヨシキはイキイキしていた。
夏希役の女性声優がいちいちキンキン声を張り上げるのがツライ。
静かな部屋でイヤホンで聴いているんでな…。

話も声も、聴いていてストレスが多い。
あまりないパターンのCDです。
人がやらないことには理由がある。