かしこまりました、デスティニー Answer（18年／さちも／前野智昭×興津和幸）
「彼はまだ知らない」がプロローグとして収録されているので、
デジャブに襲われる。
「セックスに愛撫という過程があることを知らなかった」
淡々とした興津さんのモノローグがつらい。
2回目の絡み。
「丁寧にされるのは苦手と言ったでしょう」
「尽くすのがクセでなぁ」
鬱陶しそうな声を出す興津さん。余裕でいなす前野さん。
いいなぁ。丁々発止のやり取り。
具合の悪い興津さん、吐息ひとつで色っぽい。
この人は最高かな…。
Ωになりたいわけではないけど、
特別（魂の番）が羨ましいという宮内の気持ち。
これまで様々な目に遭い、投げやりなような諦念のような…
台詞を吐く興津さんの演技。久藤も、同じように心を痛めているはず。
それを揺さぶるようにΩのハジメが投入される。
「βにヒートは耐えられない！傷つけちまう！」と苦しそうな久藤に対し、
「上等ですよ。あなたの丁寧すぎるセックスに飽きていたところです」
「あなたが私以外に発情していると思うと、胸糞悪いのでね」
と返す宮内。堂々とした興津さんの貫禄よ…。
ヒート中のαとの激しいおせっせですが、短い。
でも、これでよかったかな。他に見せ場（聴きどころ）はあるので。
「私は貴方の一番になりたい」と涙声で言う宮内。
久藤の「気付いてやれなくてごめんな？」がやさしい。
CDが飛んだかと思うほど唐突に4回目の絡み。
「こぼれてしまってもったいないので」
これは回想で短い。本当に「こんなときになんつー場面を思い出してんだ俺」
結婚式を挙げ、
「いざとなったら、俺が産むから」
久藤が男前。
そして初夜。ここはゆったりと。
「悪い、長くて…」「こぼれて…」
「初夜はもうおしまいですか？」「まさか」
イチャイチャが聴けるとは…ここまで辿り着きましたね…。
アフターストーリーで出産、子育て。
「頭沸いてんですか」がデレでしかない！
久藤の「わかりやすくなったなぁ！」に禿同。
総括。
マスター組の出産後の話なので、
BLCDで子供の泣き声や舌足らずな喋り方を聴かされるのは苦痛でしかないが…
（乳児の演技はさすがに不自然すぎて笑ってしまった）
前野さんと興津さんの演技を堪能できるし、
前2回＋初夜は、前野さんのリップ音が多いし、「好きだ…」と何度も言うので、
ファンの方は嬉しいのでは。