昨年11月のkoheiさんに刺激され、12月に鍵穴星雲周辺の撮影に挑戦しました。

明るい反射星雲の中央が極端に暗くなっていて穴のようです。2000年のハッブル宇宙望遠鏡撮影で、このNGC1999反射星雲は、「Cosmic Keyhole(宇宙の鍵穴)」として有名になりました。その頃は、高密度の分子雲が可視光線を遮ったと思われていました。その後、ハーシェル宇宙望遠鏡などの観測で、鍵穴は「見た目通りの空洞」であると、2010年に明らかになりました。

久々の長焦点反射鏡で、フラットがうまく合わずに、強調処理を余り出来ませんでした。それでも、鍵穴星雲付近は比較的フラットな背景になったので、この部分のみ、限界まで強調処理した画像をトリミングして表示しています。

 

強調処理前のトリミング前画像に、注釈を入れておきます。星図での位置も提示します。

 

ご覧のように、オリオン座小三つ星の少し南の東よりにあります。

 

鍵穴星雲付近をさらにトリミング拡大してみましょう。

明るい反射星雲の中央が、丸と三角を組み合わせたように、くっきりと暗くなっています。やっぱり鍵穴の形ですね。LRGB画像に、HOO画像データも少し加算しているので、周囲の赤い散光星雲が見やすくなっています。濃く赤いHH天体が多数あって、アクセントになっています。

 

トリミング前画像の上方の比較的綺麗なところも、トリミングして見てみましょう。

強調処理は控え目ですが、この辺も綺麗ですね。中央付近のカブリが取れずに残念💦

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ: 

赤道儀: AXP赤道儀 + NINA コントロール   オフアキシスオートガイド ASI174MMMini 

撮 影: ミューロン250CRS + RD CR 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

カメラ: ASI2600MM-pro (cooling -10℃) 

撮 影: Lum、Red、Green、Blue 180sec、gain 100 各19、7、9、10コマ (LRGB露出時間 135分間) 

            Hα、OIII  300sec、gain 300 各 8、10コマ  (HOO露出時間 90分間、総露出時間 225分間) 

画像処理:PixInsight (BlurXTerminator、NoiseXteminatorを含む)、  Photoshop 使用   

撮影地: 住宅地の自宅にて撮影

撮影日: 2025年12月18日、19日の夜 自宅にて撮影

 

 

2025年の秋からも、このミューロン鏡筒のオートフォーカスでは苦労し続けている

土星の環消失一歩手前を撮った後、NINAでのオートフォーカスに挑戦したものの、玉砕が続いた

屈折望遠鏡では星が丸くボケるので比較的うまくいくが、反射鏡では光条やドーナツボケのため難しい

HocusFocus を使いはじめて、ようやくオートフォーカスが安定しつつあるが、まだまだ不十分

同じ時期に、NINAでも、星の選択に新しい手法が導入されたようだ

ミューロン250CRSは、フラットパネルフラットもうまく合わず、こちらも苦戦中

以前(修理前)は、フラットパネルフラットよりも、スカイフラットの方が合っていたような記憶もある

もうしばらくは、試行錯誤の状況が続きそう