前回の100mmカメラレンズ撮影で写っていた、ライオン星雲付近を、天体望遠鏡でも撮ってみました。

いきなり、ライオンさんのアップです。立派な立髪を持った赤ら顔に、下半身は青白っぽい姿は、何度見ても楽しいです。シッポが赤いのもチャーミング。今回は、RGB画像に、星なしHOO画像を加えた合成をしてみました。4年前にも撮ってましたが、その間に進歩できていると感じられたのも嬉しかったです。(実は、今回の方が、撮影時間はかなり短い)

トリミング前の全体像も見てみましょう。

周囲には、いろいろあって興味深いです。右上の赤いところが気になりますが、それほどメジャーな星雲ではなさそうです。

注釈付き画像も提示しておきます

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ライオンの顔はケフェウス座にありますが、後ろ脚はトカゲ座にあるんですね。

ライオンの左下、とかげ座の PK102-02.1 は、惑星状星雲の Abell79 だそうで、拡大してみましょう。

中央の小さいのですが、詳細はよく分かりませんが、なかなか面白い惑星状星雲のようです。もっと大きな望遠鏡でも撮ってみたくなりますね。

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + N.I.N.A. コントロール

オフアキシスオートガイド PHD2 + ASI 220MM mini

鏡筒: タカハシ FSQ-106EDP + 645RD QE0.72×(焦点距離 380mm F3.6)

光学センサー: QHY600M  ( cooling 10℃) 

Red、Green、Blue 各 11、15、9コマ、gain 26、60sec(RGB露出時間 35分間)

Hα、OIII 各 14、23コマ、gain 60、300sec(HOO露出時間  185分間、 総露出時間 220分間)

7月27日の夜 自宅にて撮影  

画像処理: PixInsight (BXT、NXT、SXTを含む)、Photoshop 使用