前回の、北アメリカ星雲付近の広角撮影に気をよくして、同じ撮影セットで、網状星雲付近も広角撮影して見ました。

画面右端に、サドル付近から続く散光星雲が重なりました。でも、網状星雲の周りには、あまり目立った構造物は確認できませんでした。

カタログ番号の説明図も作って見ました。

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星を暗くする前の画像に書き込みました。少し文字が小さかったでしょうか。

シャープレスカタログでは、網状星雲はまとめてSh2-103なんですね。NGCでは、西と東に分かれていて、東はさらに分割されています。網状星雲付近を拡大して見ました。

さらに星を暗くして、散光星雲を強調して見ました。輝線フィルターありですが、お月様の残っている時間帯ありの3時間弱の写りです。100mmマクロのカメラレンズでも、これぐらい見えてくるようです。

梅雨の合間のお楽しみでした。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

SXP赤道儀 + N.I.N.A. コントロール

オートガイド PHD2 + QHY5L-II + KOWA LM100JC

レンズ: キャノン EF100mm F2.8L マクロ IS USM (焦点距離 100mm F2.8)

光学センサー: ASI2600MC_Pro  ( cooling -10℃) 

フィルター: サイトロン Quad BPフィルター

gain100  300sec  34コマ (露出時間  170分間)

2025年6月20日の夜 自宅にて お月様の残っている時間帯もあり

画像処理: PixInsight、Photoshop 使用