春の銀河祭りに、NGC4275銀河付近も撮ってみました。

かみのけ座、有名な黒目銀河(M64)の近くにある、中間棒渦巻銀河です。3月のテスト撮影では淡い部分が見えにくかったので、4月に長時間撮影を試みました。撮影時は、NGC4275銀河を中心に撮りましたが、少しトリミングしました。近くに、NGC4712銀河や、NCC4747銀河なども鎮座しています。特に、NGC4747銀河周囲の淡いところが複雑に変形しているのも興味深いですね。十字の光芒を伴う星々もアクセントとなって綺麗です。

 

説明画像も作ってみました。

  ←クリックで拡大画像をご覧できます

 

NGC4275銀河の拡大画像も見てみましょう

中心核が極端に明るく、渦の巻き方がちょっと変わってますね。黄砂が何度も襲来する合間に撮ったつもりでしたが、思ったほどには色が出ませんでした。今年の春は特に黄砂まみれになっている気がします。

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

赤道儀: ビクセン SXP または ZWO AM5 + ASIAIRPRO コントロール

     オフアキシスオートガイド  ASI 120MM mini

鏡 筒: ビクセン R200SS + コレクターPH (焦点距離 760mm F3.8)   ZWO EAF

カメラ: ZWO  ASI1600MM-Cool(cooling -10℃) 

撮 影: Lum、Red、Green、Blue 60sec、gain 139  各73 、111、101、108コマ  (RGB総露出時間 393分間) 

画像処理:PixInsight (BlurXTerminator、NoiseXteminatorを含む)、  Photoshop など使用   

撮影地: 住宅地の自宅にて撮影

撮影日: 3月23日と4月26日の2夜