しし座の大鎌の付け根付近、γ星(アルギエバ)とζ星(アダフェラ)の間にある小さな銀河群を撮影してみました。
Leo Quartet Galaxy Group とか、HCG 44 などと呼ばれています。写真の中で最も大きく写っているのがNGC3190銀河です。 銀河の中央部に暗黒帯が特徴的ですね。NGC3190銀河の北東(上左)に、ぼんやり球状に写っている天のが楕円銀河のNGC3193です。 S字状をしたのがNGC3187銀河。少し離れて、画面下右部(南西)にあるのが、NGC3185銀河です。全く異なるタイプの4つの銀河が集合しているのが、とても絵になります。
説明用に番号を追加した画像も載せておきます。
ちなみに、NGC3190銀河は、事務的な経緯でNGC3189の番号もつけられてしまったとか。
参考までに、トリミング前の画像も載せておきます。
備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)
撮影データ:
AXP赤道儀 + NINA コントロール
鏡筒: ミューロン250CRS + RD CR 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3)
ASI2600MM-pro (cooling -10℃)
オフアキシスオートガイド ASI174MMMini
Lum、Red、Green、Blue gain 100 180sec 各14、12、9、10コマ (露出合計 135分間)
撮影: 2025年4月21日の夜 住宅地(自宅)にて
PixInsight(BlurXterminator, NoiseXTerminatorなども使用)で現像、Photoshopにて調整