今は冬型のお天気ですが、11月の前半は、日本海側でもお天気が良い日に恵まれ、色々試せました。週末には初の3セット同時撮影を行った夜もありました。そんなわけで、R200SS鏡筒に、少し古いカメラ(ASI1600MM-Cool)を取り付けて、Sh2-224の撮影に、たっぷりの時間をかけました。前々回に供覧した作品の一部を拡大したことになります。

6時間越えのRGB画像ですが、ほとんど星雲は見えませんね。構図の確認すらできない残念さ。やっぱり、かなり淡い星雲なのだと思います。

ナローでも撮りました。構図の縦横を間違えたようなので、正方形にトリミングです。

SHOでのハッブルパレットです。少しはみ出てますが、こちらはそこそこ写ってましたww

焦点距離を760mmとして、長時間撮ったので、解像度と階調性はやや改善したでしょうか。

旧型冷却CMOSカメラでの写りは、これが限界なのかも?

霜月師走の忙しさで、じっくりとした現像はできてません。長時間の撮影なので、粘れば、もう少し炙り出せたかもしれませんね。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

赤道儀: ZWO AM5 + ASIAIRPRO コントロール

     オフアキシスオートガイド  ASI 120MM mini

鏡 筒: R200SS + コレクターPH (焦点距離 760mm F3.8) 

カメラ: ZWO  ASI1600MM-Cool(cooling -10℃) 

撮 影: Red、Green、Blue  180sec、gain 139  各 34、40、40コマ(RGB合計露出合計  324分間 )

     Hα、OIII、SII 300sec、gain 300  各 88、56、30コマ  (SHO合計露出時間 870分間) 

画像処理:PixInsight (BlurXTerminator、NiseXteminatorを含む) 

     FlatAideProにてカラーシフト  Photoshop にて調整

撮影地: 住宅地の自宅にて撮影

撮影日: 11月3日8日9日の3夜 

 

ようやく叶った3セットの展開となり、かなりの長時間撮影を行った

単に放置し続けたとも言える状態  ASIAIRは優秀だ
ニュートン反射鏡はカメラの向きと光軸が90度異なるので、勘違いしやすい

カメラを回転させてう、スパイダーを斜めに配置してみたら、想像と縦横が違っていたけれど、そのまま強行した

フラットを何通りも作成したくなかったのが本音?

でも、カメラの限界だろうか、相当長い総露光時間の割には、そこそこの画質に落ち着いている

少し古い14bitのASI1600MMと、最新の裏面照射16bitのASI2600MMなどとではかなりの差があるようだ

冬型の天候となり、日本海側の当地では、最近撮影を全くできていない。。。 今は時間的余裕もないので仕方ないかな