11月になって、少し天体撮影をできましたが、多忙でデータ処理が追いつきません。以前撮った画像からと思っていたら、昨年撮ったミニバラ星雲を供覧できていなかったことに気づきました。
カシオペア座にある小さな丸い散光星雲です。近くのケフェウス座領域にある大きな散光星雲(Sh2-171)と一緒にして、クエスチョンマークと例えられることがありますが、そのドットにあたります。紅が優位な星雲ですが、少し蒼い成分もあって、微細な濃淡変化で、薔薇の花のようにも見えますね。冬の大きな薔薇星雲(NGC 2237-9, 2246、Caldwell 49)と比較してかなり小さいので、ミニ薔薇星雲とも呼ばれるのでしょう。
ナローバンドフィルターでも撮影したので、ハッブルパレット現像も提示しますね。
もう、赤い小さな丸ではありません。?マークの下の点とは表現して欲しくないですね。
撮影データ: RGB+HOO版
AXP赤道儀 + ASIAIRPRO コントロール
鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3)
オフアキシスオートガイド ガイドカメラ: ASI174MMMini
撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling 0℃)
Red、Gre、Blu gain 100 300sec 各15、16、18コマ
Hα、OIII gain 300 600sec 各18、26コマ
RGB合計露出時間 245分、HOO露出時間合計 440分、 総露出時間 685分
2023年10月11日、12日、13日の夜 自宅にて撮影
PixInsightにて主現像(NBRGBCombinationスクリプト、BlurXTerminaterなど使用)、
Photoshopにて調整、StarNet2、NeatImage9 使用 星の色はRGBのデータを主に採用
撮影データ: ハッブルパレット版
Hα、OIII、SII gain 300 600sec 各18、26、28コマ
SAO合計露出時間 720分 (総露出時間 965分)
2023年10月11日、12日、13日、17日、18日の夜 自宅にて撮影
星雲はハッブルパレット現像 星のみRGB現像データを合成
他は、RGB+HOO版と同じ