秋になりましたが、お天気がすっきりしませんね。10月はほとんど、彗星を撮るのがやっとだったような気がします。8月にR200SS鏡筒で試し撮りしたものを供覧しましょう。

先日のアイリス星雲の東を漂う分子雲の一部です。アイリス星雲の時と同じセットで撮影しました。小さいので、かなりのトリミングを行ってます。画面中央の明るいところの左に、両手を挙げた宇宙人がいるように見える(少し強引)ので、万歳星雲とも呼ばれていいます。分かりやすいように、南を上に表示しています。

この付近には、広範囲に写真に写りやすい分子雲がたくさんあります。トリミング前の画像もご覧ください。

カブリがあるようですが、モクモクした分子雲の形が色々あって楽しい領域です。もっと露出時間を稼げれば良かったのですが、撮影の追加している余裕がありませんでした。新月期の夜にスカッと晴れてほしいな〜

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + ASIAIRPRO コントロール

鏡筒:R200SS + コレクターPH (焦点距離 760mm F3.8) 

ASI2600MM-pro (gain 100、cooling 0℃) 

オフアキシスオートガイド ASI174MMMini

Red、Green、 Blue  60sec、各  20、20、20コマ 

Lum  60sec   40コマ (総露出合計 100分間 ) 

8月10日の夜 自宅にて撮影

画像処理: PixInsight (BlurXTerminator、NoiseXteminatoreなど含む)、Photoshop 使用