【速報】の後に、画像編集版を追加したので、日付を改めて追記報告します。

 

皆さんの、紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)撮影報告を目の当たりにして、う〜☆彡も10月2日、早起きして挑戦してみました。

メガネをかけていても、肉眼では全く彗星を確認できません。前の晩から準備してあった場所で、近所の公園越しの観測です。どこにあるのか正確な位置がわからないので、大体の方向に向けたズームレンズ焦点距離70mmで撮ってみました。撮って出し10秒露出画像を、DDP4で露出補正処理して、水平を修正後に少しトリミングしただけの画像です。

まだ薄明の時間帯ですが、明るくなって朝焼けが美しいですね。山際には雲が漂っていますが、奇跡的にその上空は雲が薄くなっていました。写真にとってもカメラの小さなモニターでは、彗星の存在は全くわかりません。でも、撮影後、大きなモニターで拡大して見てみたら、淡い彗星を確認できました。どこにあるのかわからない? では、彗星の核を中心にトリミング拡大してみましょう。

彗星核を中心に山の端も残して切り取りました。右上に向かって、彗星のシッポが写っています。あまりに淡くて、拡大しても分かりにくいですね。でも、住宅地から確認できたので良しとしましょう。

10月中旬からは夕空に見えるそうで、もう少し観測しやすくなるでしょうか?

アイソン彗星の時のように、太陽に近づいて崩壊しませんようにお祈りしましょう

 

 

以上が【速報】でした。ここからが【追記】です

 

連写した分の画像を合成してみました。

撮り初めにISO上げ過ぎて白飛びしてしまったと思っていた20秒露出画像を救済できたので、7枚合成しました。地上の構造物や雲が、地球の自転でぶれていますね。【速報】での最初の画像よりも、彗星を確認しやすくなりました。薄暮に輝く恒星もまだたくさん確認できます。彗星の部分を拡大してみましょう。

彗星のシッポが少し長くなったでしょうか。でも、無理矢理感もいがめませんね。

ISOを下げての4秒露出の21枚連写、2秒露出の81枚連写もありましたが、明るくなってきたためか、こちらの方が綺麗な画像になりました。

太陽に近い彗星の撮影は難しいですね。

朝焼けに浮かぶ彗星としては、1枚どりの方が雰囲気があるかもしれません。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:

Canon 70-200mm F4 (焦点距離 70mm)+ EOSD5 Mark3 + SXP赤道儀

ノータッチガイド インターバルタイマー使用

速報画像 ISO800 露出時間 10秒 1コマ  

追記画像 ISO800 露出時間 20秒 7コマ  (総露出時間  140秒間)

2024年10月2日の早朝

ステライメージ9で現像(彗星核基準でコンポジット) Photoshopで調整  トリミング