副鏡ユニットの固定が外れてしまった我が家の主砲(Mewlon250CRS)が、予想より早く修理され、9月上旬に帰ってきました。そこで、輪の傾きが小さくなっている土星を観察してみました。

雲間に確認できましたが、シーイング不良で、激しく揺れていましたが、とりあえず撮影してみました。カッシーニの間隙が確認できない残念な写真となりましたが、鏡筒そのものに問題はなさそうです。すでに衝を過ぎてずいぶんたちますが、再挑戦したいですね。

高橋製作所さん、修理ありがとうございました(感謝)

 

【追記】 9月30日のよる お天気が良かったので、今年の土星に再挑戦しました。

カッシーニの間隙も確認できました。サムネールも更新しておきます。(追記ここまで)

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

Mewlon250CRS 副鏡ユニット外れ修理の件

今回の副鏡ユニット外れ事象 高橋製作所の担当してくれた営業さんによれば、かなり稀なことだそうだ

この青矢印ところ、3本のネジで固定されているとのこと  取説には説明のない情報

副鏡ユニットを固定するビスの扱いについては、「締め込んでとめる」というのが通常の仕様で、

これまで本件の様な緩みの申し出は無かったらしい

この緩みが生じた原因は特定できず、この部分の手当てについては無償修理してもらえた

すぐに高橋製作所のサービスに連絡したのが功を奏したようた

主光学系エレメント(主・副鏡 補正レンズ)の汚れ清掃と、作業後の光軸調整などを追加でお願いした

夏期休業を挟んだにもかかわらず、2ヶ月もかからないで、ミューロンは帰ってきた

 

注: 副鏡ユニットの固定ネジは、取説に説明がなく、勝手に触ると、保証が効かなくなる可能性があるらしい

取説にある光軸調整などの整備は、ユーザーが行っても良いが、勝手なチューンナップは望ましくないとのこと

今回は、サポートに連絡して、対応を相談すると、迅速に返事をもらえた

その指示に従っている場合は、真摯に対応してもらえるようだ

副鏡ユニットがグラグラで、損傷防止に養生テープ固定を提案したところ、具体的なテープの掛け方を指示があった

塗装ハゲ防止に注意して、テープを強くユニットに固定しないようにとの指示もあり

弱く養生テープを巻き付けて、元箱に梱包して発送した

ところが、なんたることか、暑さのためか、振動のためか、養生テープが外れて、主鏡付近に落ちて届いたらしい

連絡を受けてヤキモキしたが、うまく取り除いてもらえた

どこまで可能かは不明だが、相談して生じた偶発的な問題には、対応してもらえるのだろう

初めは、6ヶ月かかることも稀ではないらしい修理期間見込みの連絡だったが、大幅に短縮した

現物を発送して診断をうけると、必要な修理の内容と見積もり料金の提示があった

正式な修理依頼後には、大まかな修理期間の案内もあり、今回は予定より早くの完了案内があった

 

<今回の教訓> 取説に従って望遠鏡を調整整備すべし

  取説に説明のある調整や整備は行ってもよい もし問題を生じても、

  高橋製作所は、相談すれば迅速に対応策を提案してくれるはず

         製品全体としての評価、総合的な診断もしてくれる

  勝手なチューンナップは保証外となる可能性あり その後は自己責任となる