低空ながら、ポン-ブルックス彗星(12P)が明るくなってきているとのことで、昨夜、泥縄式の準備に取り掛かりました。とりあえず写したいけど、彗星撮影に初めて赤道儀を使ってみたいと欲張ってみました。難易度を下げるため、焦点距離70mmでテスト撮影開始しても、カメラの液晶では、どこにあるのか全くわからず、そのままのレンズ焦点距離で終了となりました。ダークもフラットもなしで、即席コンポジットして、Photoshopで調整後に、等倍までトリミングすると、

彗星核の右上に、極めて淡い尻尾が見えてきました。古いカメラなので、縦縞ノイズが激しいのが残念。もう少し明るくなると写しやすくなるのでしょうか? ネオワイズ彗星が明るかっただけに、期待し過ぎちゃいますね。それでも、赤道儀を使った長時間露光を自宅でもできることがわかって満足しています。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:

Canon 70-200mm F4 (焦点距離 70mm)+ EOSD5 Mark3 + AXP赤道儀

ノータッチガイド インターバルタイマー使用

ISO100 露出時間29秒 63コマ  (総露出時間  約30分間)

2024年3月29日の夜  自宅庭にて

ステライメージ9で現像(彗星核基準でコンポジット) Photoshopで調整  トリミング

 

 

慣れたシステムが一番と、小三元望遠ズームをつけた一眼カメラをセット

極軸を合わせた赤道儀にカバーをかけて、自宅の観測場所に置きっぱなしにしてあった

何処にあるのかの正確な位置がわからず、焦点距離70mmでテスト撮影開始

木星でアラインメントとピントを合わせを実施

カメラの液晶では、彗星がどこにあるのか全くわからない(涙 

この辺にあるはずと、インターバル撮影を続行

PCでコントロールすれば、確認しながら撮影できたかも?

自動導入できるはずの赤道儀なのに、StarBookTenには、彗星データを入力していないし、

PCの星図ソフトとも連携していないので、アバウト画角

隣家の屋根に重なったであろう頃まで、粘ったのちに撤収

画像を確認すると、淡い彗星核を確認できた

住宅地なので仕方ないですが、淡いですね。黄砂も影響しているのかな〜