先日は385mm焦点距離で撮影した、ちょうこくしつ座銀河(NGC253)を、2500mm焦点距離でも撮影して、ようやく現像してみました。

詳細な構造が見えてきただけでなく、色が付いてきました。先日の撮影では、白銅色になりましたから、ずいぶんイメージが異なります。暗い鏡筒でじっくり撮影したので、白飛びしなかったのかな? 大きめの銀河とはいえ、口径と焦点距離の違いで、こんなにも差が出るのかと、感慨深いです。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ: 銀貨銀河(NGC253 The Silver Coin Galaxy)

AXP赤道儀 + ASIAIRPRO コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS  (直焦点距離 2500mm F10) 

ASI2600MM-pro (gain 100、 cooling -10°℃) 

オフアキシスオートガイド ASI174MMMini

L 180sec × 47コマ、 R、G、B 300sec × 各 5、5、4コマ  (総露出時間 211分間) 

2022年10月26日の夜 自宅にて

ステライメージ9、FlatAidePro、Photoshop、NeatImage9 で現像処理 

 

ようやく、ASIAIRで、長焦点撮影をお任せ撮影できるようになったと思ったけれど

鏡筒付属のForcusInfinityでは、自動焦点合わせがASIAIRと連動できない( ;  ; )

でも、F10と被写界深度は深いようなので、ピントずれはあまり気にならないよう

バーティノフマスクで最初に合わせれば、よほど冷え込まなければ朝まで撮影できそ

 

もうひとつの問題は、大きなリング状に生じるカブリ

この鏡筒で生じやすい

フラットパネルで作ったフラットで補正しても消えてくれない

住宅地の迷光のせいだろうか?

 

現在の自宅撮影では、LAN配線を屋外まで伸ばして、ミニリモート体制も可能になった

セットしておけば、布団の中でぬくぬくしながら撮影状況の管理ができる!

自宅なので、トラブルがあったらすぐに現場に直行可能なのも安心

設営と撤収では、まだまだ要領改善の必要はあり