とてもお天気の良い夜に、南の低空で輝く秋の銀河を撮ってみました。

ちょうこくしつ座の銀貨星雲(NGC253)撮影は、初めての挑戦です。秋の銀河としては、アンドロメダ大銀河(M31) 、さんかく座の銀河(M33) に次いで撮影しやすいとの意見もありますが、かなり高度が低いので、これまで敬遠しておりました。短時間での撮影となるので、焦点距離530mm、F3.6の明るい屈折鏡筒で挑んだので、思ったより写っていました。色味は、シルバーと言うよりも、白銅貨みたいになりました。

折角なので、大きくトリミングして拡大表示

のっぺり現像となった分、コインみたいです。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、天体写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ: 銀貨銀河(NGC253 The Silver Coin Galaxy)

AXP赤道儀 + ASIAIRPRO コントロール

FSQ-106EDP + RD0.73x(焦点距離 380mm F3.6)

ASI2600MM-pro (gain 100、 cooling -10°℃) 

OAG ASI 174MMmini

L 60sec × 40コマ、R、G、B 180sec × 各 17、16、13コマ  (総露出時間 178分分間) 

2022年10月20日の夜

ステライメージ9、FlatAidePro、PhotoshopCC、Neat Image9 ほかで現像処理 

 

銀河の大きさの割に、焦点距離を伸ばさなかったので、解像度と迫力に欠ける仕上がりになった。解像度は低いが、サムネールとしては使えそう。本当は、もっとLフィルターデータを追加する予定だったが、もたもたしていたら、隣家の屋根に掛かって終了していた。この対象は、長焦点鏡筒でも撮りたいと、でも暗い望遠鏡では大変なのだろうと思いながら、只今挑戦中?