コーン星雲〜クリスマスツリー星団(NGC2264)付近を、今年は長焦点鏡筒で狙いました。撮影は11月ですが、もすぐクリスマスの今、公開となりました。

いっかくじゅう座にあるクリスマスツリーは、少し右に傾いてしまいました。明るい星の光芒が、東西南北方向に向いていて、上右寄りが南です。クリスマスツリー星団を取り囲むように赤い散光星雲があって、そのてっぺんにコーン星雲が逆さまに飾られています。雪のような飾りもあって、狐が遊びに来てます。

初めてこの付近を撮ったのは5シーズンほど前、そして、昨年は短焦点鏡筒で、広く周囲を撮影しました。時間をもっとかけると、さらに素晴らしい画像になりそうな対象ですね。

 

【追記】(12月23日)

現像をいろいろ試してみて、Hαデータなしの画像を追加しておきます。

軟調に仕上げた、こちらのLRGB現像の方が、低品質なHαデータを加えたトップ画像よりも綺麗になりました。下手な小細工はかえって画質を落とすようです。

   って、ほとんど差がない?

それでも、クリスマスイブはやってくる♪

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書)

 

今回の撮影データ: コーン星雲〜クリスマスツリー星団付近(いっかくじゅう座)

AXP赤道儀 + APT 3.8 にてコントロール

オフアキシスオートガイド QHY5L-IIM + PHD2 guiding  ディザリング

ミューロン250CRS(直焦点距離 2500mm)  

QHY600M  冷却 -20℃ 

gain 26 RGB 各 600sec 2コマ、L 300sec 7コマ、 

gain 60 Hα 900sec 1コマ (総露出時間 110分間)

2021年11月5日の夜 自宅庭にて

ステライメージ9にて コンポジット、かぶり補正、

FlatAide Pro にて対数現像後、ステライメージ9にて調整

 

三角座の銀河(M33)撮影セットの隣での撮影。この秋は、沢山と撮影に挑戦することができた。今回は、いろんなテストをした中のひとつ。F10と暗い鏡筒なのもあってか、2時間に満たない総露出時間では、かなり足りないようだ。ザラザラ画像だが、コントラストアップして、小さく飾りつければ、見栄えはそこそこあるかな。