昨夜の月蝕は、限りなく皆既に近く、全国でたくさんの報告が上がってますね。お天気には期待していなかったのに、こちらも晴れそうと、大慌てで撮影準備しました。これまで天体望遠鏡では月蝕の写真を撮ったこともなく、初めて試してみました。

撮って出しのベイヤーRGB変換画像です。少し色カブリしているようですね。

なんとか撮影できましたが、最大食分から数分遅れてしまいました( ´Д`)y━・~~

赤道儀付きの望遠鏡撮影では月の移動が少なくて、その後は安定して撮影できました。撮影時の雰囲気をスマホで撮影すると

中央左の明るい点がお月様。広角撮影では、お月様が欠けているようには見えませんが、手前(画面下)モニターでは(180度回転していますが)しっかりわかります。

 

このあとは機材任せに、約束していたナイターテニスに向かいました。帰宅直前に小雨が降ってきて、慌てて撤収となるハプニングは要らないオマケとなりました。

 

 

(追記)

標準ズーム(焦点距離70mm)とデジイチカメラ(EOS5D3三脚固定)の撮影データで、最大食ごろのスバルとのコラボ画像が撮れてました。背景はショボいので、強トリミング画像を追加しておきます。

トリミングしてもショボいですね(汗 

インターバル撮影は、タイマーを使えずに、ものになりませんでした(滝汗

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書) 

 

今回の撮影データ:  (トップ画像)

鏡筒: FSQ-106EDP (直焦点530mm) + AXP赤道儀 

カメラ: ASI 294MC pro(冷却0度)

撮影: ATP 3.8にてコントロール

画像処理: ステライメージ9でベイヤーRGB変換(自動) トリミング

Gain 120  露出時間 1s 

11月19日の夜 自宅にて撮影

 

久しぶりにカメラマウントで撮影したら、接続にまごついてしまった(汗  最近のデジタルカメラは、自動機能が優秀で簡単に撮れるようになったが、天体撮影用の機材での月蝕撮影は予想以上に大変だった。今回の肝と思っていた極軸は、あらかじめセットしておいたが、なんと月の出は建物の影。移動すると極軸がずれてしまう。屋根から月が昇るのを待つこととした。実際の最大問題は、ピント調整だった。バーティノフマスクを使えるような明るい恒星が見えない! 見えるのは、金星と木星と土星のみ(涙  いろんなPCソフトでの撮影も考えてみたが、慣れないものは使えないので、結局いつものAPTで撮影した。ピントは、拡大画像をみながら一番鮮明に見えるあたりを目指したが、結構アバウトになった。そんなこんなで、最大食分の時間を過ぎてからの本格撮影となった。しかも、ディザーがオンで、インターバルが長〜くなっていたのに気づいたのは、かなり時間が経ってから。コンポジットの予定はモクズと消えてしまった。日頃からの準備は大切と痛感のイベントだった。