折角南がひらけた暗いところまで遠征したので、南の低空にしばらくしか見えない対象に撮影を挑みました。でも、オートガイドがうまく働かなくて、赤道儀の動作も不安定で、一度は撮影を諦めました。しばらくしてから気を取り直し、オートガイダーを外して鏡筒向けたら、ようやく赤道儀がガイドし始めたので、短時間露光で撮ってみました。南中を大きく過ぎてから山際に隠れるまでの短時間撮影となり、粗い不鮮明画像になってしまいました。恥ずかしいので、小さく供覧しますね。でも、とりあえず写ったので、今回は良しとしましょう。
撮影データ:
SXP赤道儀 ノータッチガイド
R200SS + エクステンダーPH (焦点距離 1120mm F5.6)
ASI294MC-Pro -20℃ gain 390 HEUIB-II Filter
30sec × 44コマ (総露出時間 22分間)
APT (Astro Photography Tool) 3.5
2019年5月3日の夜 県境越えの山の中
ステライメージ8 と キャノン DPP4 で現像 大きくトリミング
ケンタウルス座Aは、ケンタウルス座に位置する電波銀河ですが、楕円銀河(NGC5128)と一致していることが判明しています。約1100万光年離れた場所にあり、活発な変化が起こっているものの中で、地球に最も近いとされる銀河だそうな。中心を斜めに横切る黒い帯が格好良い! 大きな銀河と小さい銀河が衝突した残骸だそうです。中心には強力な電波源とジェットが確認されており、その正体は超大質量ブラックホールである可能性が高いとか。