今月の新月期週末もチャンスかと思いきや、天気予報が変わってしまって今夜は曇りそうなこちらの環境です。4月4日夜のお天気が良かった平日に、自宅にて庭撮りしたM64(黒目銀河)。南中後の眠っている間に入手したデータを、週末になってお花見をしながら現像処理しました。
撮影データ:
ミューロン250CRS(直焦点 2500mm) + AXP赤道儀
オートガイド PHD2 guiding (コーワ LM100JC + QHY5L-IIM) ディザリング
ZWO ASI1600MM-Cool -20℃ gain 300
R 180sec ×5コマ、G180sec ×6コマ、B 180sec ×5コマ、
L 60sec ×102コマ LRGB合成 (総露出時間 150分間)
APT (Astro Photography Tool) 3.5
2019年4月4の夜 自宅庭にて
ステライメージ8 と キャノン DPP4 で現像トリミング
黒目銀河は、かみのけ座にある系外銀河です。 中心近くに暗い部分があって、まるで動物の目のように見えます。地球からは約1,700万光年も離れているため、 視直径は小さいですが、実際には非常に大きな銀河と考えられており、 メシエ天体の中で2番目に大きい天体とも言われています。
住宅地からではありますが、現在持っている最高の機材を駆使して、比較的明るめの対象を、一晩かけて撮影しました。少し風があって、ガイド不良のコマも多く、それらを除外して、2時間半分の画像データをコンポジットLRGB合成しています。この夜の透明度は、なかなか条件が良かったようで、住宅地でもここまで撮影できました。以前の撮った時よりも進歩を実感できて嬉しい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆