今年の初遠征で、頑張って撮った三裂星雲(M20)
撮影データ:
R200SS + コレクターPH(焦点距離 760mm) + SXP赤道儀
ASI1600MM-Cool -5℃ gain 139
50mm/f4 鏡筒 + Superstar オートガイダー PHD2オートガイド
R 180sec × 9コマ B 180sec × 8コマ G 180sec × 10コマ
L 60sec × 67コマ (総露出時間 148分間)
2018年7月14日の夜(三連休初日から翌日の朝まで、県内に遠征)
ステライメージ8 と キャノン DPP4 で現像
大きくトリミングして向きを上が北に修正
いて座にあって、パンジー星雲とも呼ばれています。天の川の真ん中なので、背景に細かな星々をたくさん従えています。赤い花びらにも見えるところが、三つに裂けて見えたことから、三裂星雲のニックネームをつけられました。隣の青く光る雲とのコントラストがチャーミングで、多くの天体写真愛好家たちに人気があります。
<追記> いろいろと、誤植を修正しました
以下は、今回の遠征での反省を、健忘録として記載しております。
準備も後始末にも、異様なまでに時間がかかった今年の初遠征。長焦点鏡筒のセッティングが最後までできずに、慣れているR200SS鏡筒セットでのみ撮影しました。成果は少なかったですが、以前から欲しかったこの画像を、なんとか獲得しました。もう少しデータを追加したかったところですが、山際へ入り込んでしまって終了しました。帰宅後いつものルーチン作業で現像しようとしたら、青色が全く表現できず、スミレの花もお粗末な画像しか出てきません。なぜなんだ〜 R200SSの嫉妬か? と、原因探索してみました。すると、ライトフレームでは判別できる画像が、フラットなどの処理をした時点で見えなくなっているではありませんか。日の丸構図であるのを幸いに、フラットなしの画像処理をやり直したら、ようやくスミレの花が咲いてくれました。もしかしたら、APT(撮影支援PCソフト)操作中に、冷やし中華のオフセットを間違えて、フラットが合わなくなったのかな? 暑くて検証もままならないお天気。皆様、夏バテにご注意を。