苦労の積み重ね=成功の元ではない
たくさんの苦労をすることは、大切だと思います。
僕も今までたくさんの失敗を重ねてきましたし、苦労もしてきました。
失敗することを怖がり・避けて痛みを知らない人間になり、知識だけで子どもたちに接するのではなく、
失敗することで『自ら体験した本当の言葉』として子どもたちに伝えられることができることだけとってみても、失敗や苦労は本当に大きな収穫だったと思います。
もちろん、僕よりももっともっと大きな苦労をしている人だってたくさんいます。
それを考えれば、僕の苦労や失敗なんて小さいな。なんて感じることも多々あります。
そんな『苦労』についてですが、
私たちには、どこか苦労を美徳とする風習が少なからずありますよね。
『苦労したからこそ今の自分がある。』
『若い時の苦労は買ってでもせよ。』
確かにそれは間違っていません。
プロスポーツ選手だって、体に意としない障がいを背負っても一生懸命生きている人だって、毎日頑張って働いているお父さんお母さんだって、みーんな各々が苦労をしているからこそ、今の姿があります。今の生活が、今のライフスタイルがあります。
ただ、『苦労をするジャンル』と『苦労のバランス』を間違えると、それは必ずしも成功や幸せには繋がらないんです。
自分が進むべき道ではないジャンルでの苦労は苦痛ばかりが先行する
プロ野球選手の全てが・・とは言いませんが、その道を進みたいと思って行ってきた苦労は、果たして苦痛でしょうか。
もちろん、過酷な練習は辛いものかもしれません。しかし、何のための苦労なのかがわかっているのとわかっていないのでは、苦労の位置付けが全く異なります。よく面談ではお伝えするのですが、ゴールのないマラソンは恐怖と苦痛でしかありません。
『この苦労が何に繋がるのか』がわかっていたからこそ、過酷な練習を繰り返しプロ野球選手という夢をつかんだはずです。
苦労ばかりではネガティブベースになってしまう
何でもそうですが、
『上手くいかない→もっと努力しなければ→でもうまくいかない→もっともっと努力をしなければ・・・』
の繰り返しばかりであれば、そのうち『俺は何をやってもダメなんだ』というネガティブに支配されてしまいます。
これは、いきなり大きな目標を達成しようとする人に比較的多い気がしますが、大目標を成し遂げるにはその手前にある小さな目標をいくつもかき集める必要があります。
『苦労を重ねてこそ得られるものがある』のは事実ですが、重ねる苦労と苦労の間に小さな成功を接着剤として挟んでこそ、苦労を「苦痛」ではなく「必要な苦労」と感じ、強い意志を持ってゴールに突き進んでいけるはずです。
子ども達にもそれを感覚的に掴んでほしい
勉強でも同じことです。
『自分は勉強ができない』
『いくら頑張ってもできるようにならない』
『何をやってもうまく行かない』
と感じるのは、苦痛ばかりが蓄積されて小さな成功を実感できていないからです。
他人と比べる必要はありません。
自分の中で『昨日できなかったことが少しだけできるようになった』を苦労と同時並行で蓄積していくことが大切です。
そのためには、大人が子ども達のマイナスにばかりフォーカスするのではなく、たくさんの小さなプラスにフォーカスしてあげることが必要です。
それが、子どもにとっての『小さな自信の第一歩』。
大きな目標を成し遂げるには、『自分の進みたい道』で『必要な苦労をたくさんの小さな成功とともに』積み上げていかなければならない
のです。
