昨夕、ここに入院してから73日目、発症から92日目、もろもろの検査が出た。月例であるが、ひとことも聞き漏らせない。脳梗塞患者には至難の技である。
一言でいえば、これが複雑かつ脳医学が石器時代にあるので、一言ではいえない。というか、担当医もよく分かっていないことがあまりにも多い。
先月のMRI検査で出現が確認された、3割型が壊死(えし)している新たな脳部分についてはとりわけ、私の大きな関心事だったわけだが、「よく分からないんです。今回はさらに新たな壊死部分はどこにもできていないことだけは確かです」。
私「先月に出現した脳の異形部分は、どうなったか説明できないと?
MRIの使用時間も変わらず、費用は患者負担なのに、MRIの2機能を使わず1機能しか使わなかったということですか?」
担当医師「まあ、そういうことになります」
私「唖然としますね」
医師「はっ」
という具合。リハビリ病院の医師団は雛飾りのオマケみたいなものだから、期待はしていない。患者から大金を巻き上げることと、奴隷化することだけが使命なんだからね。
たとえば、毎日のように食事処だけでも騒動はある。その場では、馬鹿丁寧なほどスタッフらが「ホントにそうですね~」と答えたあと、1時間ほどすると彼や彼女の部屋にスタッフの上司2人(担当医とマネージャー)が出向き、静かに、だが選択なしに有無をいわせず“反省”を迫る。例外はない。私も5回やられた。私だけは、すぐ弁護士が来てくれるので(根拠が明瞭だったから当然なのだが)、病院側が謝罪をした。他は根負けするか、言わぬが仏とばかり、こうして奴隷化は確実に果たされる。が、最終的に魂を売り渡すのは、なぜか経営者や自営業や芸術家にはいない。
入院当初、障害度数が1~2がほとんど、3が1カ所(障害度数は1~6段階ある)というありさまだった。先月すでに4が増えている。昨夕には、オール4ではあった。改善の度合いが落ちてきている。
電気療法で知られる著名病院に、1カ月後を目処として、こちらで推薦してもらおうか。今回も顧問弁護団が家族の一員として寄り添っていてくれたおかげで、こちらの正当な人間としての願いはすべて通った。まだ奴隷化していない患者に対しては、単なるクレーマーとして短期間で「患者のために」潰してゆくのは、前々号で看護師の現場の声でもお伝えしたとおりなのである。それでも大勢の友人たちと弁護団のパワーは、大変革をもたらした。個々の患者が奴隷を選択し、“出所”までの我慢とするのは自由だ。
リハビリ病院では、「あなたのため」という名の人権蹂躙(じゅうりん)だけ避ければ、理学療法士や作業療法士などのスキルが最高であればいい。
次のステップへの対策は、急がなければならない。発症後6カ月しか目一杯で入院することは、転院を含めて、できない。「のんびり」が合言葉になっている病院だけれど、「のんびり」している人々は必ず捨てられる。捨てられる、という表現に異存のある医師もいよう。
遠くない時期に訪れる“出所”は、患者の回復過程とは関係なく、後遺症をもったひとの自力指数126点満点のうち100点に達したら家に帰される。
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一言でいえば、これが複雑かつ脳医学が石器時代にあるので、一言ではいえない。というか、担当医もよく分かっていないことがあまりにも多い。
先月のMRI検査で出現が確認された、3割型が壊死(えし)している新たな脳部分についてはとりわけ、私の大きな関心事だったわけだが、「よく分からないんです。今回はさらに新たな壊死部分はどこにもできていないことだけは確かです」。
私「先月に出現した脳の異形部分は、どうなったか説明できないと?
MRIの使用時間も変わらず、費用は患者負担なのに、MRIの2機能を使わず1機能しか使わなかったということですか?」
担当医師「まあ、そういうことになります」
私「唖然としますね」
医師「はっ」
という具合。リハビリ病院の医師団は雛飾りのオマケみたいなものだから、期待はしていない。患者から大金を巻き上げることと、奴隷化することだけが使命なんだからね。
たとえば、毎日のように食事処だけでも騒動はある。その場では、馬鹿丁寧なほどスタッフらが「ホントにそうですね~」と答えたあと、1時間ほどすると彼や彼女の部屋にスタッフの上司2人(担当医とマネージャー)が出向き、静かに、だが選択なしに有無をいわせず“反省”を迫る。例外はない。私も5回やられた。私だけは、すぐ弁護士が来てくれるので(根拠が明瞭だったから当然なのだが)、病院側が謝罪をした。他は根負けするか、言わぬが仏とばかり、こうして奴隷化は確実に果たされる。が、最終的に魂を売り渡すのは、なぜか経営者や自営業や芸術家にはいない。
入院当初、障害度数が1~2がほとんど、3が1カ所(障害度数は1~6段階ある)というありさまだった。先月すでに4が増えている。昨夕には、オール4ではあった。改善の度合いが落ちてきている。
電気療法で知られる著名病院に、1カ月後を目処として、こちらで推薦してもらおうか。今回も顧問弁護団が家族の一員として寄り添っていてくれたおかげで、こちらの正当な人間としての願いはすべて通った。まだ奴隷化していない患者に対しては、単なるクレーマーとして短期間で「患者のために」潰してゆくのは、前々号で看護師の現場の声でもお伝えしたとおりなのである。それでも大勢の友人たちと弁護団のパワーは、大変革をもたらした。個々の患者が奴隷を選択し、“出所”までの我慢とするのは自由だ。
リハビリ病院では、「あなたのため」という名の人権蹂躙(じゅうりん)だけ避ければ、理学療法士や作業療法士などのスキルが最高であればいい。
次のステップへの対策は、急がなければならない。発症後6カ月しか目一杯で入院することは、転院を含めて、できない。「のんびり」が合言葉になっている病院だけれど、「のんびり」している人々は必ず捨てられる。捨てられる、という表現に異存のある医師もいよう。
遠くない時期に訪れる“出所”は、患者の回復過程とは関係なく、後遺症をもったひとの自力指数126点満点のうち100点に達したら家に帰される。
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