どうやったら、ひとを変えることができるのか? | 彼は彼で、必死で生きてる           

彼は彼で、必死で生きてる           

良いも悪いも善も悪も
優れているも劣っているも
社会や時代が引っ張った
一本の線の上か下か。あるいは右か左か。

静かに目や耳を澄ませた時
見えてくるもの聞こえてくるものって
何なのだろう?

「どうやったら、ひとを変えることができますか?」

セミナーをやっていると、こんな質問を受けます。

 

ひとを変える方法を考える前に、

まずは、立場を変えて考えてみる必要がありそう。

 

誰かの影響を受けて、自分が変わることはある?

あるとしたら、それはどんな状況で?

どんな人の影響?どんな言葉によって?

「他には?」といろんな状況を考えてみることが必要。

 

 

部下を変えたい。

子どもを変えたい。

 

自分が部下だったら。

自分が子どもの時はどうだったか?

 

ポジションチェンジなんて言いますが、

立場を入れ替え、また戻し、と

柔軟に考えてみることが大切。

 

そしてもっと大切なことは ― 。

 

あなたの正義と、彼(彼女)の正義は同じではないことを

知る必要。

あなたにとっての「良いこと」が

世界共通の「良いこと」とは限らないってこと。

 

ひとは、良いか悪いか様々な価値観の影響を受けながら

育ってきています。

家に伝わる先祖からの価値観。祖父母、両親、一族の価値観。

育った国、地域の道徳感。よく見たテレビの影響。ラジオ、活字など

メディアからの影響。

そして、兄弟の何番目かによっても変わる性格、などなど。

 

ある日突然、上司から(特に嫌いな上司から)

(または、反発中の親から)

「ごはんは噛まずに飲みこむものだ」

と叱られるて、素直に従うことができないように、

 

「歯磨きは食事の前にするものだ」と指導されても

不満が残るように。(40年前は、実際、歯磨きを朝ごはんの前にした人も多い)

 

今、あなたが押し付けようとしている常識や価値観が

彼がずっと大切にして、頑固に守り抜いてきたものだったりすることも

あります。

 

良くないとはわかりつつも、それが自分の自分たるゆえんだったりも

するわけです。自分が自分であるためのささやかな最後の砦だったり

することもあるわけです。

 

話をはじめに戻します。

 

誰のいうことだったら素直になれますか?

自分が変わるのはどんな影響によって?

 

十人十色の様々な価値観を違いを理解しようとしながら、

一旦受け止めてくれる人、

自分に寄り添ってくれる人、

本気で応援してくれていることがわかる相手。

 

そういう人の言葉を受け入れながら、ひとは変わっていきます。

ひとを変えることができる可能性を持つには、

自分がそんな人になる必要があります。

 

――――――

 

なんて言葉を読みながら、

あなたは変わっていくのだろうか?

 

一緒に頑張ろう!