GFコーチング高橋祐紀です。
ご無沙汰してしまいました。
部下を呼んで叱るとしたら、
「これから叱るぞ」と決めます。
謝罪に行くとしたら、
「怒られる、謝る」と決めます。
コーチングとか、カウンセリングとかだとしたら、
「聞くぞ」と決めます。
これから始まるコミュニケーションの目的を決めることで、
聞くのか、話すのか、
相手の気持ちを察するのか、
理論で打ち負かすのか、
覚悟やら、方法やらが決まってきます。
そして平和なコミュニケーションは、多くの場合、
相手の言っていることを理解しているよと伝えることや、
そして、自分の言ったことを肯定的に捉えてもらうことだったりします。
「そうそう、そういうことってあるよね」
「私もおなじようなことがあった」
「それって、こういうこと?」
そこにある目的は、少しの誤解や考えの違いがあったとしても、
「楽しい時間」「わかり合える時間」を過ごすこと、
だったりするわけです。
ここで、発生するミスコミュニケーション。
肯定してもらえるように気を遣って言葉を選んで言ったのに、
「それ、全然ちがうよ」
「わたしが、みんな悪いみたいじゃない」
なんて、悪く否定的にとられたりして、
そして、訂正の言葉がちっとも受け取ってもらえない、
そんな状況。
仲良くしようとしているのに、仲良くできる会話に
どうしてもならない。
どうしても、そんなすれ違いは起きてしまいます。
そして、それは、表面的にすれ違いだったり、
心の奥にあるもののずれが表面化した結果であったり。
喜んでもらったり、幸せにしたいと思っている人が
自分の言葉で
いらいらしたり、怒ったりする。
こういうのは、結構耐えられず、自分も傷ついてしまったりするものです。
反省して修復可能なら反省すればいい。
考えても、自分が落ち込んでいくだけの時は、
「念を継がない」つまり、繰り返し思い悩むのはやめる、
と禅でも言うように、自分の力で思いを断ち切る必要もあります。
「伝わらない」たくさんの関係の中で人は生きている。
もしも、言葉を悪くとられない方法があるとしたら、
普段から笑顔で、人を責めたり、否定的な取り方はしない人だ、
という強力なレッテルをはってもらっておくことかもしれません。
まわりの人が、自分の言葉をすべて前向きな言葉として
受け取ってくれる環境を作ってしまうこと。
中も外もいつも笑顔の陰ひなたのない人になってしまう。
これは強力です。