こんにちは。

 

突然ですが、あなたは取りたい資格がありますか?


 

誤解のないよう最初に申し上げて起きますが、資格を取得することや、仮にたとえ取得できなかったとしてもチャレンジすることは素晴らしいと、私は思っています!

 

ただ、その上で、今日は資格を取ることの意義について改めて考えてみたいと思います。

 

私の会社では未経験から入社すると、まずは、Java言語の認定資格を取得してもらってます。この資格には、ブロンズ、シルバー、ゴールドと3つのレベルがありますが、目指すはシルバーです。余裕がある方はゴールドにもチャレンジして頂きますが、あまり重要視はしていません。というのも、

 

資格そのものは、ほとんど何の役にも立たない

 

と思うからです。私自身、23年以上、IT業界にいて資格の有無を聞かれたことは一度もありません。IT業界に限らず、どこのビジネスでも資格よりも実績を問われるからです。医師や弁護士など「業務独占資格」と呼ばれているものは、その資格がなければ、業務を行うことができませんから、役に立たないという表現は言い過ぎかも知れませんが、それでも資格だけあって経験ゼロですという方に、クライアントとしてお願いしたいと思いますか? やはり経験豊富な方のほうが良いですよね^^

 

では、なぜ資格取得をお願いしているかというと、

 

目標を持って取り組んで頂きたい

 

からです! 

 

やはりゴールがないよりもあった方が良いですし、ゴールは手が届きそうで直ぐには届かないくらいが丁度いいかと思います。もちろん個人差はあるのですが、ブロンズは真面目に私の研修に参加して頂ければ、まず合格できます!逆にゴールドは難しいということではないのですが、少しマニアックで私達現役のエンジニアでもいちいち覚えてないよ、必要ならネットで調べるし、という内容を含んでいるように思いますので、シルバーくらいが丁度良いかなと思って設定しました。

 

シルバーも研修を受けて頂いた方は全員合格していますし、そもそも入門的な試験ですのでそれほどハードルが高い訳でないのですが、それでも未経験の方が一度説明を聞いただけで理解するのは難しいかなと思いますので、自身での復習や練習問題を使ってのトレーニングが必要にはなると思います。

 

 

はじめた当初は、同じ未経験でも資格を持っていた方が有利かなと思うこともありましたが、やってみてわかったのは実際のところほとんど関係ないということです。未経験と言えども新卒でなくて中途の場合は、前職の経験(たとえばサポート経験などの有無)とコミュニケーションスキルの方が重要視されているのではないかと思います。

少し脱線しますが、このコミュニケーションスキルですが、話が上手とか明るく社交的なキャラクターをイメージされるかもしれません。確かにそれも大切なのですが、「聴く力」、「相手の求めていることを察して答える力」が重要だと私は思います。そしてエンジニアの方は、このスキルが弱いと感じる方も多いのではないかと感じています。先日もパートナー企業さんの技術者との面談で、当社の求めるスキルを丁寧に説明させて頂いたあと、「それに関連する」ご経験を伺ったのですが・・・

 

資格の話に戻すと、実務では資格よりも経験が求められますから、未経験者としてはいかに経験が積めるかということを重要視された方が良いと私は思います。IT会社の公式ブログですので、IT会社の例でお話しますが、たとえば、研修で資格取得を積極的にうたっている会社と、実務を経験を積める会社とがあったとしたら、初心者は実務ができるか不安なので、まずは研修がしっかりしていて資格も取れる会社を希望したくなる気持ちもわかりますが、後者を重要視する方が良いと、私は思っています。

 

これは、なにも研修もなしにいきなり現場に出す会社が良いと言いたい訳ではないです。研修や資格所得をサポートして貰えるならそれに越したことはありません。でもそこばかりを気にするのではなくて、

 

研修後はどのような経験を積めるのか

 

そこも重要視して訊くべきだと私は思っております。残念ながら未経験の中途採用をさせて頂いてそこを訊かれたことは殆どありません。当社のように受託開発を行っている会社であれば、研修後にそこに参画できるのであれば、嫌が上でも実務経験になります。ところがSES(客先常駐型のビジネス)だけを専門に行っている会社の場合、やはりどうしても未経験のまま現場に放り出されることが多く、それでも、よい現場であれば受託開発と同じように経験が積めるのですが、残念ながら、そうでないケースもあります。本当に酷いところではITとは全く違う現場に・・・などという恐ろしい話もあるくらいです。

 

もっとも仕事をお願いする側の立場からすれば、「経験」と言われても、研修こそ終了しているとは言え、全くの未経験者に、いきなりプログラムを作ってくださいなどと依頼することはなかなかできません。ですので、周辺業務から(ハッキリ言えば雑用)からお願いすることにはなると思います。

 

そんな時も不貞腐れず、まずは与えられた仕事を一生懸命にやることで、相手との関係構築が大切です。その上で、単なる便利屋にならないためにも、

 

ちょっと上のレベルの仕事に、積極的に手を挙げること



 

 

が大切だと思います。私が最もお伝えしたいのは、資格云々よりもこれが、あなたにとっての真のスキルになると思うということです!

 

ですから、未経験者の方にとては特に、ご自身の目標があって、それには絶対的に資格が必要という場合でなければ、資格取得よりも、その目標をどうやってクリアするか、どうそこに近づくかが先にあって、その上でプラスαとしての資格取得を検討するべきですし、何なら資格は一旦脇に置いておくという選択肢もありだと思います。

 

ここまで未経験者の方を念頭にお話をしてきましたが、経験者の方が、自身のスキルアップのために資格取得を目指すのもよいことだと思います。しかし、未経験者の方と同じように「資格そのものが役に立つ」という場面は、少ないと思っていた方が間違えないと思います。ですからオススメは、自分の専門領域のど真ん中でなくて周辺、あるいは、場合によっては全く違うものにチャレンジするのもよいと思います。

 

深さは業務で、幅は資格取得(自己研鑽)

 

また知識の習得だけでなく、ぜひ、

 

人脈作り

 

も、念頭に置いて頂くとよいかと思います。私ごとですが、私は技術者でありながら、中小企業診断士、キャリアコンサルタントの資格を持っております。これらは、そもそも自分の専門領域外でしたが、全く無関係ということではなく、自分の中では「周辺スキル」と捉えております。(の割には熱心になりすぎてますけど^^)  本業も含めてこれらの資格が直接役に立ったという経験はありませんが、そこでの人脈は、自分が本業だけをしていたら出会えなかった人達ばかりで、私にとっては大きな財産です。ビジネス面での財産ともなり得ますが、今はどちらかというと人生の財産になってます。自分でいうのもなんですが、幅が広がったと思います^^

それと、資格を取ることをゴールにしがちですか、ぜひ

 

資格をとったらどのように活用するか

 

についても、「たられば話」だと一蹴せず、取る前に考えて(情報収集して)みてはいかがでしょうか。取ったものの活かせないという方の中には、ここをあまり考えてなかった、資格を取ってから考えるという方が多いようにも思います。

 

 

そうではなくて、

 

ゴールから逆算してみる

 

というのも必要だと、私は思います。

 

いかがでしたでしょうか?

 

改めて申し上げる程のことではなかったかもしれませんが、賛成にせよ反対にせよ、あなたの心に何か残ったのであれば、嬉しく思います。