こんにちは。
今日は、「伝え方」の話をしたいと思います。
突然ですが、あなたは、普段、どのような伝え方をしてますか?

一口に伝え方と言っても色々なシチュエーションがありますよね。今回は、たとえば上司から部下など、1対1の関係の中で、少し伝え難いことを伝える(問題点を指摘する)というケースについて考えて見たいと思います。
まず、いらっしゃらないかもしれませんが、頭ごなしに伝える(叱る)というやり方。時には必要なこともあるかもしれあませんが、昨今、言い方に気をつけないと「パワハラ」と言われかねません。
そこまで極端でなくても、どうでしょうか? それでどれくらい相手に伝わりますでしょうか。もちろん、相手との関係、伝える内容、言い方を、その時の状況などによっても、結果は変わってくると思います。しかし、あなたが上司であれば、納得いかないけど、ここは取り敢えず「はい、わかりました」と返事しておくのが無難だと考える部下の方がいても不思議ではありません。
あるいは、そうは思ってなくても「わかった気になって」返事しているということもあるかもしれません。そして、そんなことが続くと、部下はあなたの指示をまつようになってしまうかもしれませんし、何をするにしてもNOと言われるのではないかと、あなたの指示待ちになってしまいます。
では、部下の自主性を重じて、上司は口を出すべきではないのか? 少し頑張ればできる範囲のことであれば、それが良いのではないでしょうか。もちろん緊急度などにもよりますが、時間があるのであれば、少々遠回りでも、部下に考えてもらって、自ら行動してもらうことは大切だと思います。しかし、やはり上司であるあなたからの、アドバイスを必要とする場面も多いのではないでしょうか。

問題点を指摘する時に、まずは出来ている点を褒めてから伝えるという方もいらっしゃるかもしれません。端的に問題点だけを伝えるよりも、柔らかい印象を受けますし、相手の承認欲求を満たしてからの指摘であれば、素直に受け取ってくれるかもしれません。しかし、これにも問題があります。これは、「確証バイアス」が働いてしまうという可能性があります。
確証バイアスとは、自分に都合のいい情報をだけを集めて、都合の悪い情報は無視してしまうという人間の心理特性です。
もちろんこれには個人差があって、「あなたは○○だよね。だけど、XXなんだよね。その点が改善できると・・・」みたいな話をした時に、「だけど」以降を受け取って、前半の褒めている部分は受け取らないという人もいるかもしれません。しかし、逆に、耳障りの良い前半だけを受け取って、後半を無視する人も少なからずいます。特に、自分にその自覚がなかったり、指摘されていることを理解するのが難しい場合には、その傾向が強くなるのではないでしょうか?
では、どうするのか?ということですが、やはり本人の自己効力感を下げないためにも、褒めるところは褒めるで良いと思います。その上で、問題点いついては、ずばり指摘するのではなく、相手に気がついてもらうように促すということが、必要だと思います。これは、遠回しに言うというのとは少し違います。
まず、相手とゴールを共有します。そして今起きている問題についても共有します。ここは相手の同意が得られるまで丁寧に行います。そしてゴールまでの道筋を伴奏するように一緒に考えていきます。あなたは答えを知っているかもしれませんが、一緒に考えていくことが大切です。部下が迷ったらところどころで、私はこう思うけど、どうかな?というような、あくまで提案型で意見を伝えます。

凄く周りくどいようで、ビジネスはスピードが大切(確かにそうですが)、そう思っていると、なかなか出来ることではないかもしれません。しかし、良き伴走者であること、これがとても大切だと、私はそう思います。