某音楽大学4年生のRくん。

Sくんが所属するアマチュアバンドのベーシストが脱退したので、その代役として紹介されたのが彼だった。


彼が加入したバンド練習で、Sくんは、音楽の趣味の話で意気投合した彼と一席設けるという話を、なぜかわたしに振ってきた。


たまたま飲み会の帰りで、酔っぱらっていたわたしは、「プロミュージシャンになる人と、こんどいっしょに呑むんだぜ!」という自慢話にしか聞こえず、カチンときて「オレも参加させろ!」と乱入を宣言した。


翌日、この乱入宣言には後悔したものの、Rくんはウチの長男と同世代だし、音楽談義にはついていけないかもしれないが、親目線で傍聴者としてならまぁそれなりに楽しめるだろう...と思って臨んだ9月6日夜、予想を遥かに超え、とんでもなく楽しい一夜となってしまった。


50歳を過ぎて、もうこの先新しい出会いなんてないと確信していたところに、新しく素晴らしいおともだちができてしまったのだ。



【第一回緑が丘会】


2025年9月6日は、期せずして記念すべき日となった。

彼は大学のある神奈川に在住で、仕事の都合上、近々都内に引っ越すらしかった。いくら彼の実家が同じ町内会とはいえ、東京都民と北海道民で酒を酌み交わすようなことは、もうないだろうと思っていた。

儀礼的にRくんとのLINEを交換したり、Sくんが酔っぱらいながらグループLIVEを作ったりしていたが、この先の交流は、彼のSNSサイトを閲覧する程度だろうと見込んでいた。


しかし、しかしである。

グループLINEでの交流は続き、Rくんが受けているクラスの講師である本田雅人さんの誕生日の数日前の授業の際に、生徒のみんなでサプライズバースディをしたとか、本田センセイのこんな授業があったとか、ベースのアンプのセッティッングのこととか、たのしい話題が彼から提供された。


そして来る2025年12月30日夜、今年のシン • 忘年会は、一度きりで終わると思っていたハズの【第二回緑が丘会】が、開催されることとなった。



前回ブログでのかつしかトリオライブから数日後、3人によるエンドレスなチャットがまた始まり、その中で本田センセイの授業で使われた課題曲で、難しかった曲の話題になった。


「Condolence」

一番難しかったそうだ。聴いていてもよくわからなくなる変拍子の曲である。日本語で「お悔やみ」というタイトルだが、聴いてる分にはとてもたのしい。ライブDVDに収録されているし、BSフジでも放送されていた、本田雅人名義のデビューアルバム9曲目。

ちょっとした知識をひけらかすと、F1レーサーのアイルトンセナがレース中に事故死して、F1中継のテーマ曲「TRUTH」で一躍有名となったT-squareが追悼アルバムを作らされることとなり、本田さんがこの曲を提供したが、ボツになったそうだ。

確かに極めてスクエアらしくない曲である(笑)


次に難しかった曲、

「Marverick Moon」


この曲は知らなかった。

T-square 時代の「Bad Moon」に始まるMOONシリーズが何曲か存在することは知っていたが、本田雅人名義のリーダーアルバムは2015年が最後、本田バンドのライブも5年前に観たきりで、その後北海道で本田バンドにお目にかかることはできず、いつの間にかわたしのHonda熱は終息していた...


...ハズだった...


Rくんが教えてくれた「Marverick Moon」は、わたしがこの上なく大好物な、すべての楽器がひたすらテクニカルにやかましく鳴り響く曲。大げさではなく、カラダに衝撃が走った。


1978年にデビューし、「TRUTH」で一気にスターダムに賭けのぼるも、どこか朗らかな感じだったザ•スクエア~Tスクエアが、1991年、フロントマンの交代で突如としてテクニカルでタイトな一面を押し出し、2000年のバンド形態一旦解消まで変貌を遂げ続けたあの時代が甦ってくるようなこの曲を聴いて、わたしのHonda熱は一気にメラメラ🔥と再燃してしまい、スマホで大音量にして幾度となく繰り返し再生、電光石火のごとくこの曲が収録されているアルバムを、Amazonでポチってしまった。


妻が出かけるのを見計らって、大音量で「Marverick Moon 」と、同じく本田さん作曲の「Believe」をひたすら繰り返し再生。
クレジットを観てみてみたら、T-square 名義のアルバムなのに現メンバーが一人もいない(笑)
本田バンドにこんなところで再びお目にかかれるとは‼️

Youtube では、現メンバーの伊東たけしさんとのダブルサックス🎷でのライブバージョンも公開されている。この曲はわたしにとって、今年一番の楽曲であることは間違いない。

実は2年前の作品なのだが…

スマホで何かと「スクエア」「本田雅人」で検索していたせいだろうか、Xのおすすめタイムラインにもそれら関連のポストが流れてくるようになり、「T-square Family Year End Special 2025」と題したイベントの告知が...。

懐かしさが胸に込み上げてきた。

話はまたしても過去の思い出にさかのぼる...


というわけで、今日はここまで