昨年の夏くらいから始めた茶の湯の道。上達するのはとてもゆっくりだけど、これもまたとても楽しい。
来月は次男が修学旅行で京都に行くというので、おつかいを依頼した。「安物でいいから」と伝えた。果たしてどんなお抹茶を買ってきてくれるのだろう。
お稽古場の入り口にあった生け花。
歳のせいか、最近は草木やお花に目が止まるようになった。
次男が通う高校の国語の先生が、少林寺拳法の有段者、しかも四段という高段者だそうで、バリバリの帰宅部であるせいかしきりに誘われた次男は、体験入門することとなった。
練習日は日曜日の午前中なのでわたしは送迎役を務める。
25歳からの10年間、曲がりなりにも"拳士"だったわたし。
やはりじっとしていることができず、次男と二人で練習に参加していた。
しかし、後ろ受け身を取ろうとして回る方向を誤り、ゴチン!と頭を打ち付けて目が覚めた気がした。
「カラダがついていってない。ダメだこりゃ…」
この体験入門の直後、次男は授業の合間、黒板を消し当番をしている途中で、教壇の隙間に足の指を挟めたままバランスを崩して亀裂骨折。
全治3ヶ月という診断だった。
3ヶ月後の日曜日、同級生も参加して再び体験入門へ。
組手の相手もできたことだし、もうわたしの出る幕はないだろうと、この日は練習場の外で次男を降ろして、終了時間にあわせて迎えにいった。
道場では鎮魂行の途中だった。
懐かしい…
やっぱりソワソワしてしまう。
次男と同級生とその友達が加わり、高校生が3人、そして元拳士のわたし(53)の4人が参加し、練習が始まった。
高校生3人と国語の先生で、初心者向けの練習グループをつくり、わたしは道院長ともうひとりの高段者、そして80歳の超ベテランの大先輩のグループに混ぜてもらって、六級から初段までの技のおさらいをした。
全くうまくかからない技もあったが、とりあえず頭ではすべて記憶していたし、カラダも自然と動いてくれた。
楽しくて仕方なかった。
気持ちだけは30代に戻ることができた。
「(次の練習も)待ってます!」
超ベテランの方から声をかけていただいた。
もう後戻りはできなさそうだ(笑)
18年前、次の日の稽古のことばかり考えていて、仕事中に交通事故を起こしてしまった。
前歯が1本折れた顔で師匠に、
「しばらく休みます...」と告げて道場を去ろうとした。
師匠は、わたしの肩をポーンと叩き、
「そんな顔してないで(笑) だーいしょぶだって!」
と言ってくれた。
その一年か二年後に1度だけ道場に顔を出したきり少林寺拳法からは離れてしまった。
「復帰しようかな…」と考えるたびにケガをしたり、膝の調子が悪くなったりしたのだ。
もう拳法には戻ってくるなってことなのかな…とも思っていた。
ところが、とんでもなく高く感じていたはず少林寺拳法の敷居だったが、こうしてあっけなく戻ってきてしまった。
「やっと戻ってこれました!」
師匠にそう伝えたい。
早く会いに行かなくちゃ…

