ブログのタイトルは、イワイガワ•井川修司さんによるnoteの連載から拝借したものです。
井川さん曰く、noteの連載を(自分の)「備忘録」として残しておきたいとのこと。わたしの場合も、ブログは自分で読み返すためだけの「備忘録」にほかならない。
イガワさん、タイトルの無断使用をどうかお許しください。
北海道でもいよいよ夏がはじまってきたところだが、私の頭のなかはまだまだ春…というわけで、今年の春の小旅行のことを今日もまた振り返る。
2026年5月9日(土)
「推し活」という言葉のおかげなのか、いわゆるミーハー(死語?)と呼ばれ冷ややかな視線を浴びる人種にも市民権が与えられたような感じがするのは気のせいだろうか…
50歳を過ぎても、テレビやラジオの中の人たち、大好きなミュージシャンに少しでも近づいてみたくなる衝動は、今も止まることがない。SNSがこれだけ世の中に浸透してくると、なおさらのことである。
2年前のカンコンキンシアター35では、公式グッズに加えて、公演時期に座長、劇団員の著作が発売されていた頃だったので、サイン入りの本がカウンターに積まれ、ほかにも座長と井川さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組の企画CDと缶バッジ、元劇団員の山中伊知郎さんの著作など、物販コーナーはとても充実していた。
そしてキャイ~ン、ずん、イワイガワのみなさんが、大勢の観客を前に販促のため顔を出していた。山中さんも自分の著作を大きな声で宣伝しながら直売会を開いていた。
憧れのタレントさんたちを目の前にして、すっかりのぼせ上がっていたわたしは、その方たちとひと言交わしたくて、買う予定のなかったものまで次々と購入してしまった。
当然ながら予算を大幅にオーバーしてしまい、ジョニ男さん関連のグッズには、高くて手が出せなかった。
それは「NONBEE」という、ファッションブランドとのコラボTシャツだった。
2年前に手が出せなかったあのTシャツのことは、公演自体とは何の関係もないのだから、触れられていないのは当然である。今回、販売するのかどうかもわからなかった。
しかし、わたしは賭けに出てみた。マフラータオルは過去の公演で購入したものを持参し、浮いたお金をあのTシャツ代に回して…と急に思いついて家を出たのだ。まあ、売ってなかったとしても別に損をするわけではない。
仲入りは、観客の膀胱事情だけでなく、演者にとっても大事な休憩時間。しかも今回は2回公演の夜の部だったので、劇団員のみなさんが顔を出す余裕はないかもしれないと思っていた。
とはいえ、開場後ちょっと期待しながら物販コーナーを覗くと、今回もジョニ男さんのコーナーがあった。
期待に胸は高鳴るものの、前半の演目が終わったら、最優先するのはトイレタイムである。
劇場のある階のトイレの行列に並んでいたら、時間がもったいない。
「間もなくジョニ男さんがこちらに来られま~す」
販売担当の人のそんな声が聞こえてくる中、わたしは他の一団と一緒に階下のトイレに向かった。こうして難なくトイレ問題はクリア。
次はいよいよグッズ購入タイムである。
...あれ?手が震えてる…
武者震いなのか、緊張してるのか、
階下から戻るエレベーターの中で、50歳を過ぎたおじさんが、すでにこんな具合だった。
パンフレットを購入し、右に視線をやるとジョニ男さんの姿が...
そしてその手前には、なんとキャイ~ンの2人も‼️
まずTシャツを購入。
「『誠実ラジオ』聴いてます❗」と、仙台のラジオ局で毎週放送されている番組のリスナーであることを伝えたところで、わたしの思考回路は停止してしまった。
ジョニ男さんが、軽くボケをはさみながら、わたしに話しかけてくれても何も反応できず、「ア,アハ ハハ…」と返すのがやっとで、写真を撮ってくれるスタッフさんに、震える手でスマホを渡した。

ジョニ男さんに購入した品物を持ってもらい、さらにはサービスたっぷりの表情の横で、わたしはニコリともしていない。
あまりにガチガチの様子だったわたしに「メガネ、カッコいいですね」なんて声をかけてくれたのに、それにも「あアあぁ、アりガとウごザいまス」と、たどたどしい日本語でその場を立ち去るわたしだった。
続いてレトルトカレー。
SNSで知り合った方のXでスリーショットは拝見していたが、購入者全員の特典だったとは思っていなかった。
再び大緊張。
今度は膝が小刻みにガクガクである。
「北海道から来ました」と天野さんに伝えると、「北海道⁉️ひゃぁ~」と驚きのご様子だった。再びわたしの回路はすべて停止。
わたしが着ていたTシャツを見て、「イガワくんのTシャツ!」と言ってくれたウド鈴木さんには、ひと言も返すことすらできなかった。
記念写真付きの前方席にしなくて良かったと、心底思った。
またしても苦い思い出を作ってしまったが、仲入り後も抱腹絶倒のコントの連続で、なんでこの人たちは疲れていないのだろうと、プロ集団による一流の技を思う存分見せつけられた。
終演。
開演からまさかの4時間越え。
そして、ビルの出口から出る頃には頭の中からキレイさっぱり記憶が消去されているのだから、不思議というか、もはや怪奇現象である。
夜も更けて煌びやかな銀座の町並みを夢見心地で歩きながら、「また来年も‼️」と固く心に誓った。


