オリンピック
今さらながらと思いつつも、体操の冨田選手、カッコいい。
演技の美しさや、マントヒヒのような顔ばっかりの中国選手とは違って、顔立ちが端正であるというばかりではない。
スピリットがカッコいい。
吊り輪で落下したときの肉体的・精神的ダメージははかりしれないものがあったのは、間違いない。泣きたいような逃げ出したいような気持ちではなかっただろうか。しかし、決して投げやりな気持ちにならず、その後の演技を完璧に決めた。吊り輪での失敗がなければメダルが取れていただろうに、少なくとも、外部には悔しさを漏らすことはなかった。
種目別鉄棒では、着地が乱れ、メダルを逃したが、言い訳はなかった。一説によると、腰を痛めていたらしいとの噂もある。だが、本人の口からは、一切の言い訳はなかった。
たいていの人は、とかく言い訳をしたがるものだが(自分もそう)、言い訳をしないというのは簡単なことではない。
もし仮にアクシデントがなく、メダルをとっていたとしたら、彼の真価は見えなかったであろう(メダルを取った方が、マスコミや世間は誉めそやすだろうが)。
冨田選手カッコ良すぎる!
彼にこそ、国民栄誉賞をやった方がいいんじゃなかろうかと個人的には思う。