フードマイレージ最悪の国、日本 | DRAGON

フードマイレージ最悪の国、日本

今しがた、サンデーモーニングを見ていて、いつもはしゃべりすぎでうんざりしている浅井(それでチャンネルを変えることが多い)が、珍しく良いことを言っていた。


それはフードマイレージについての発言でのこと。ちなみに、フードマイレージとは食料を輸送するのにどれだけ環境に負荷をかけているかという指数のこと。食料自給率が低く、かつ贅沢をしている(その上、廃棄量も多い)日本は、当然のことながら最悪。


彼は地産池消を心がけているというが、どういう人だかうわの空で聞いていたので覚えていないが、ある人に「どうしてさつまいもしか食べないのか」と聞いたところ、「そこでできるものだけを食べればそれでいいじゃないか、なにも余計なものを食べる必要はない」という趣旨の返答を受けたらしい。


その人は、それで元気ハツラツだという。スタミナをつけたければ、肉を食うのか良いとか言われているが、必ずしもそうではなく、逆にそれで悪いものを摂取してしまう危険性もあると指摘。


オイラも同感だ。それと思い出したのは、さつまいもしか食べないどこかの種族のこと。彼らは、タンパク源を摂取しないにもかかわらず、筋骨隆々だ。


今の日本はまさに飽食。悪魔の飽食といっていいかもしれない。あの食べ物がいいとか、この食べ物を食べなくてはダメだとか、栄養のバランスがどうだとか。無意味な気がする。


牛は草しか食べないのに、牛肉ができあがる。牛肉も、もとをたどれば草である。例えば、タンパク質を摂取しなければ体が作られないなどということはないと思う。


仙人なんか、霞を食って生きている。実際、食べ物を一切とらずに、水分と光だけで生きている人が実在する。なんか植物みたいだが。かつての坊主だって、粗食で厳しい修行をこなしていた。粗食こそが強い体を作る。肉は、あまり多くは食べない方が良いじゃなかろうか(別にオイラは菜食主義ではないが)。環境にも負荷をかけないし。


人間の体は、まだまだ、神秘で満ちている。栄養学なんてクソだと思っている。あの小さなつくしだって、その中で原子転換が行われている。まして、人間の体の中では、当たり前のように原子転換が行われているという。カルシウムを取らなければ骨ができないなんて、そんな単純なものではないらしい。


今、中国産の食料が問題が話題になっているが、起こるべくして起きた問題ではなかろうか。しっぺ返しの一つだと思うが、序の口だ。本当のしっぺ返しは、こんなものじゃすまいないであろう。