電子書籍出版は儲かるのか? | 月5倶楽部「月5万円で良くないですか?」

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アマゾンがキンドル(Kindle)ストアをオープンしたことで、
個人であっても、誰でも無料で自分の書籍を出版することが可能です。
但し、書店にあるような紙の書籍ではなく、電子書籍ですが。

では、本当に誰でも無料で出版が可能なのか?

これは、本当に誰でも可能ですが条件付で可能と言えるでしょう。
つまり、書籍としての内容や体裁を問わなければ誰でも可能です。

内容という点で言えば、小説はもちろんのこと、実用書などでも、
本を書くということになれば、やはりある程度の適性が必要になってきます。
とにかく文章を書かねばなりませんからね。
(文章を書かずに書籍を作ることも出来なくありませんが)

ですから、とりあえず文字を書けない(タイピングできない)人はいない。
という意味では内容を問わなければ書けます。

また体裁という点で言えば、表紙とファイル変換が問題になります。

これも、表紙はオプションですから、表紙なしで、ファイル変換もせず、
マイクロソフトのワード形式でそのままアップロードすれば、
見た目は悪いですが、電子書籍が出版できなくはありません。

ですが、最低限表紙をそれらしい画像で作成し、電子書籍のファイルも、
専用のePub形式などに変換して、書籍らしい体裁を作る勉強はすべきでしょう。

それでは、仮にあなたが勉強して出来るようになったとして、
さらに、あなたにはある程度の文才もあったとして、

キンドルで電子書籍出版をして儲かるのでしょうか?

インターネット上では、ノウハウさえ知っていれば、キンドルで本が売れて、
毎月数十万円という印税収入を得ることが出来ると謳って、
30万円以上の高額塾も存在しますが、現時点で30万円の元は取れません。

つまり、現在の市場規模では電子書籍出版をしても儲かりません。

何故なら、2013年9月現在の電子書籍の市場規模は、読者総数が数万人程度で、
良く売れて数千冊です。1万冊も売れたらベストセラーでしょう。

ほとんどの人が、結構売れたとしても数百冊に過ぎない状況です。

100円の書籍では印税率が35%ですから、1000冊売れても3万5千円、
1万冊売れたとしても35万円です。1万冊売れる本はほとんどありません。

つまり、月々数千円の利益があればいいほうなのです。それが現実です。

しかし、今後、市場規模(読者総数)は拡大していくでしょうから、
ゆくゆくは、ロングセラーやベストセラーになれば、結構儲かるでしょうね。

つまり、近い将来は、儲かる可能性があるという程度です。