生命の連鎖が毒の連鎖にかかわるというメカニズムを作り上げてしまった20世紀の人間という一族。

言ってみれば、基本的には環境をもとに生命活動が行われるはずのところ

生物がおおもとの環境を変えてしまったのですから、ある意味人間の力はすごいですね。

手間を省いて大量に生産しよう、コストのかからない便利な農薬関係。

高精度な洗剤のおかげで生活空間はピカピカ、でもその掃除をした化学合成物質を含んだ汚染水は浄化されることのないまま海や川へと流れていき。

人間社会の経済成長とともに多量な化学物質で汚されている大気。

地球も人間も汚染されていくなかで、未来の子どものために…と思うと胸が痛くなります。

私は原発事故をきっかけに地球のことを、真剣に考えるようになったうちの一人でありますが

エコへの意識が高まったの世の中になった今、

エコ製品を買う消費者を育てるのではなく

よく言う持続可能な社会の実現できる人間を育てていいくことが大切であると考えています。

草の根活動かもしれませんが

自分の勤める園という場所で子ども達にできることを手がけて数年。

流行のビオトープまでおおがかりのことはできないので

もともと園にあった石ころ、いらなくなったすのこに使われていた木材やなんかを利用しながら

自然と戯れ、子どもが生命を間近で感じられる空間、場所作りをしています。

目的は、子ども達に伝えたい感覚を届けるため。

「人間だけの世界ではない。虫も植物もいっしょに住んでいるのだ」

…シンプルな部分を幼い頃の記憶として感じ取った人たちが

きっと未来の持続可能な社会の担い手として活躍してくれることと、信じています。


花や虫が集う自然エリアに子ども達の好奇心、そして日々庭の手入れをする大人の存在があることで

生み出された新たな循環は、価値あるものとして幼稚園にもたらされたんじゃないかな~

そんな手応えを感じています。