この「お金が人を幸せにしない理由」のpart1から少し間が空いてしまいました。
その間にニューヨークのウォール街でデモが・・・
内容は「富の不当な集中」に対する抗議なんです。
ノーベル賞経済学者のジョセフ・スティグリッツは「米国人の1%が国全体の所得の20%を受け取り、富の40%を保有している」と指摘し、アメリカの現状を「1%の1%による1%のための政治」と言ってます。
なんだか、僕が前回の日記で書いた事・・・・・僕の日記のせいではありませんよ(笑)
実はこのデモは日本でも予定されてるんです。
「アラブの春」で起こったようにツイッターやフェイスブックで広まってるようです。
このデモの話の中で、「世界一の経済大国でありながら『貧困大国』に陥っている」って言っています。前回の日記に書きましたよね~貧困率は日本もあまり変わらないと・・・・
さて、「お金が人を幸せにしない理由」って題名で書き出したのになんか微妙に違う話に・・・・
本題に入りたいのですが~前回の日記を書いていろいろな意見があったんで~ちょっと続きを~
またまた、苦手な人はがんばって読んでください。
僕は何も「富裕層」からお金を全部取り上げろって言ってるんではないんですよ。
「資本主義」「市場主義」の経済なんですから、お金を稼いでる人が贅沢をするのは当たり前だしそれだけ「特権」を持っているのはかまわないんですよ。
それを完全に平等にするなら「社会主義」「共産主義」にしないといけなくなります。
ただ、僕が言いたいのは普通に働いてきた人が「生活が出来なくなってる」って事なんです。
こう言うと「それは資本主義なんだから、『そいつが稼げなかったのが悪い』『自己責任だ』」って言う人がいます。
確かに、贅沢が出来ないのは「自己責任」ですよ。
あと、ちゃんと働いてない「怠け者」が生活が出来ないのもそれは当たり前です。
そうではなくて、どんな仕事であれそれは「必要」な事なんですよ。それを真面目に一生懸命やってきてそれで「生活に困る」「老後は生活できない」これは自己責任なんでしょうか?
それなら「生活に困らない仕事をすればよいんだ」「それが出来ない『負け組み』だから悪いんだ」って言う人がいます。
「2012」って言う映画をみたことがあります?
一昨年に公開された映画です。内容はマヤのカレンダーの「2012年に世界が滅亡する」って話を元に世界が地殻変動で海に沈んでしまうって話です。
みたい人は、多くの津波シーンがありますから今の日本でTVでするのは無理でしょうから~DVDでみるしか方法はありません。
この映画では生き残る為に「箱舟」を世界中の国が協力して作るんですよ。
でもこれに乗るのは1人「120億円」を払わないといけないんです(笑)
ようは乗れるのは大富豪だけなんですね~この映画の結末は一隻の箱舟だけが生き残るんです(それでも数万人乗ってます)
そして唯一残ったアフリカ大陸に行くんですね。「人類の誕生の地」と言われるアフリカ大陸で人類の再出発を~と言いたかったのでしょう。
しか~し、僕はこの映画を見終わって真っ先に思ったのは「誰が働くの?」って事なんですよ(笑)
だってそうでしょ~生き残ったのは一人120億円も出せる大富豪ですよ。
何も無くなってしまったんですから、自分たちで家を建て食料を調達してそれを維持していかないといけないんですよね~でもいるのは大富豪・・・・・だれが働く??
生き残るには、結局は大富豪の中から「負け組み」の仕事をする人が必要になってくるんです。
なにが言いたいかって言うと~「勝ち組」「負け組み」って言ってるけどどちらもいないと「生活」は出来ないんです。だから「負け組み」は「負け」なんじゃないんですよ。収入って数字が負けてるだけです。この世界に「必要の無い仕事」なんて存在しません。
ではそんな「必要」な仕事を真面目にやってきた人が「生活できない」ってそれはおかしいのですよ。そんな人達はいてくれないと困るんです。それなのにそんな人達の収入や社会保証まで「富裕層」は溜め込んでしまってるんです。
昔は、どんな仕事でも真面目にやっていれば苦しくても「生活」は出来ました。老後もなんとかやっていかれたのです。
でも今は、当たり前のように「賃金」が下がっています。だから働いていても生活が出来ないって事が起こってます。賃金の少なかった人は「年金」も少ないです。だから老後は生活できません。
これも「自己責任」なんですかね?そう言うなら誰もがそんな仕事をやらずに「稼げる」仕事を目指してればよいんですかね?それでは社会は成り立ちません。
阪神タイガースの金本選手が自分の年俸の1億円分を辞退したことがありました。
その理由は球団のスタッフの人達(選手以外の人)の待遇が悪いから、辞退したお金をその人達に回すようにするためです。
金本選手の代わりは誰も出来ません。コーチが出来る人は何人かいるでしょう。トレーナーも何人かいるでしょう。でも掃除のおばちゃんの仕事は誰でも出来ます。だから金本選手より遥かに収入が低いのです。
でも、「いない」と困るのです。
日本は年収の低い人ほど「年金」の受給額が低くなります。こんな国は日本だけなんですよ。
十分に生活できるだけのお金持ちほとど多くの年金をもらえる・・・それは年金で支払った額が多いからって理屈なんですが~年金は「財テク」ではありません。「福祉」なんですよ。
医療費もそうです。
高額医療費(入院などで)がかかる場合は一定以上の負担はしなくてよくなってます。
低所得者や一般の人が、月に35000円~20万程度の自己負担に対して年収が何百億円あろうとこれにプラス10万円程度の負担しか増えません。
これ、年金をもらってる世代になると、どんなに財産があろうと年金以外の収入があろうと上の一般の人と同じだけしか払わなくてよいんです。
逆に基礎年金の月に5万円程度しかもらってなくても、24600円+実費を払わないといけません。そしてもしも同一世帯に1人でも「税金」(所得税だけでなく市県民税も)を払ってる人がいたら上の一般扱いです。
ようは、基礎年金しかもらえてなくても、家族の誰か1人でも働いてたら大富豪と同じだけ負担しろって事なんです。
これは介護でもなんでもそうです。
低所得者や中流層が自己負担している割合ほど富裕層はどの分野でも負担してないんです。
「介護に疲れて一家心中」ってたまに新聞とかでみますよね。あれを見て「疲れる」ぐらいなら「施設にでも入れればよいのに」って思う人がいると思います。
ところが、まず施設の「空き」がありません。そして施設に入れるともともと介護は「自宅介護」が基本に考えられているので施設の入所費用なんて介護保険からはほとんどもらえないんです。
そうすると、自己負担が20万円程度になります。もしも年金が少なかったら家族の負担です。
だから施設を利用できない人もいっぱいいるんです。
そうすると自宅で介護(ちなみにこれでも自己負担はありますよ)、介護の為に1人はまともに働けません。余計に家計が苦しく・・・・こうやって追い込まれていくんです。
ちなみにこれは富裕層でも負担はほとんど変わりません。だからお金のある人は「私立」の豪華な施設に自費をプラスして入ります。でもそれにも「介護保険」は支払われます。
「ノブレス・オブリージュ」って言葉があります。
「財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴う」って意味の言葉です。
だから欧米では「社会貢献」をしてはじめて「富裕層」と認められるのです。
もちろんこれには「悪い」側面もあります。
「お金持ちは貧しい人を助けるのが当たり前だ!だからお金持ちの物を奪ってもよい」ってなちゃうんですね~その結果が地震とか起こるたびに略奪行為が起こるんです。
日本はこれの逆です。「お互い様」と言って困ってる人同士が助け合います。それが日本人の良い所でもあるんです。だから日本では「略奪」がほとんど起きないんです。
でも貧しい人は貧しい人同士で助け合うから~「ノブレス・オブリージュ」って考えにもならないのも確かなんですね。
これの象徴的な話があります。
日本の場合は貧困層になるとその子供は教育のレベルまで低くなります。それは日本が教育にお金を出さないからです。「ノブレス・オブリージュ」の国のイギリス、フランスでは学費は無料ですからね~
以前、大阪の橋本知事が、片親世帯の子供への学費の補助を打ち切りました。
それの抗議に中学生が数人、橋本知事の所に行ったのです。
中学生の女の子が「自分の夢の為に行きたい高校がある。だから補助を打ち切らないでくれ」と頼むと、橋本知事は「お金が無くて行けないのは『自己責任』だ」と・・・・
百歩譲ってこの子の「親」は自己責任だとしましょう。この子に「責任」があるのですか?
さらに、難しい経済用語を並べて「意味がわかる?」「意味知ってる?」と・・・それを「わからない」と中学生達が答えると「その程度の知識で抗議に来るな!」と怒鳴ったのです。
お願いしてる内容と「知識」とになんの関係があるのでしょう・・・・そんな人間が「知事」という役職をしてる国なんです。
ちなみに、僕のパーソナル心理学で見ると橋本知事も石原都知事も北の将軍様「金日正」と同じ素質なんですが~(笑)
そろそろ、本題に入っていかないと~(笑)
「お金が人を幸せにしない」
でも勘違いしないでくださいね~「お金なんて無くても~」とか「お金、お金って言ってるからダメなんだ~」とか「お金じゃありません。愛なんです」とか言うつもりはまったたくありません。
たまにそんな事を言い出すセラピストや占い師がいますよね~そんな人を僕は信用しません。
あるサイエンス雑誌に「お金はなぜ人を幸福にしないのだろうか?」って事の研究結果を載せています。
その冒頭で、「お金は、必ずしもわれわれを幸せにはしない。貧困レベルを脱すると、
「富のレベル」は「幸せのレベル」にそれほど大きな影響を与えない(特に先進国では)」
こう書いてあるんですね~「貧困レベルを脱すると」となってるんです。逆に言えば「貧困レベル」にいる時は「お金」が優先って事です。
これは、僕の日記の「『やり通せ』と言ってくる人達の理由」に出てくる、「基本欲求」があるからです。この日記では「日本全体」の事を書きました。でも当然ですが「個人」も同じです。
「基本欲求」は「生存欲求」です。そして安全に生存したいって欲求です。これを叶えるのに「収入」が一番早い方法なんです。
なので「貧困レベル」では「お金」が絶対なんです。「お金じゃない」なんていう人は本当の意味での「お金の苦労」をした事がない人が言うのですよ。
そして日本は国は豊かでも「貧困レベル」は高いのです。
では貧困レベルを脱して「基本欲求」が満たされれば、次は「自己欲求」になります(前にも書きましたが「帰属」と言う社会に認められたいって欲求が間にあります)
「自己欲求」「自己実現」
これは「富裕層」が一番できていそうですよね~「成功者」なんですから。
もしも、「自己欲求」が満たされるとどうなるか~
次は「社会貢献」なんですよ。「欲求」が社会貢献になるんです。
そう「ノブレス・オブリージュ」って「自己欲求」を満たした人の当たり前の「欲求」なんですね。
でもそうすると~あれ??
僕が長々と書いてきた「日本」って国の「富裕層」は・・・・もしかして「自己欲求」を満たしていないのかな??(笑)
「お金が人を幸せにしない理由」って題名にやっとつながってきましたよね~(笑)
でも、なが~くなったのでpart3に続きます。
それではまた~
動画もやってますのでよろしくお願いします。
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