JUGEMテーマ:子育て



僕が普段セッションで使う「パーソナル心理学」は「素質論」と言うのがベースになってます。

これはもともとは「星占術」と「統計学」「行動心理学」を
組み合わせたものを使っての「コミュニケーション科学」なんです。

そして「ビジネス」の場において「顧客」「部下」などとの
コミュニケーションを円滑にし「人身掌握」を目的にされているんです。

セッションでは「人間関係」の改善に多く使います。

特に多いのが「親子関係」と「職場での人間関係」。

今までの日記の中で「フィックス」と「フレックス」の人達が摩擦を起こしやすい。
と言う話は何度かしてきました。これは主に「男女」の恋愛や夫婦の間で多く問題になります。

しかし、このコミュニケーションにおいてはまた別なのです。

素質論でお話しすると、大きく分けて「Hベクトル」「Eベクトル」「Aベクトル」の三つのコミュニケーションの仕方があるんです。

これは「恋愛」の場合においてはあまり問題になりません。

親子や職場などの「上下関係」のあるところで問題を起こします。

指示を出したり何かを教えたり、時には叱ったりとする時には必ず「言葉」を使います。
確かに「親子」のなかでは特に「テレパシーコミュニケーション」のような部分もありますし、「言葉」以外での部分(ボディーランゲージなど)で伝える部分もあります。

しかし、どうしても「言葉」と言うのは大きなウエートを占めているのも確かです。

これが「「少々」の違いであれば上に書いたような「言葉」以外の部分で伝わるので問題にはなりにくいのですが・・・・・

実は極端な言い方をすると「日本語」と「英語」ぐらい違ってるんです。

以前にも話しましたが、生年月日から出てくるものは僕が見ているだけでも5項目ありますし、それに男女の違いや血液型などそして両親のタイプなど様々な「要素」が存在するので「単純」な話ではないのですが~

でもこの「H、E、A」の違いがわかってるのわかっていないのでは大きく差が出ます。


この中で一番問題を起こすのが、母親が「Aベクトル」で子供が「Hベクトル」の時なんです。
僕のところに相談に来る人のほとんどがこの組み合わせです。

その逆で母親「Hベクトル」で子供「Aベクトル」の場合もいます。

それ以外の場合は「相談」しないといけないほどの問題を起こす事は少ないのです(コミュニケーションにおいてはですよ)

例外的に家族の中で他の全員が「Eベクトル」で1人の子供だけが「Hベクトル」みたいな「1人だけ」が異質の存在になる場合も様々な問題はおきます。


なぜ、「A」と「H」の親子で問題が起きるのでしょう。

それは「素質論」を習った時にその時の講師の人がこんな事を言っていました。

「AベクトルがHベクトルの話を聞くのは『苦行』です」

そう、それほどAベクトルの人はHベクトルの話を聞くのが難しいのです。

これがAベクトルの人が「女性」の場合はさらに難しくなります。それは以前にお話したように「女性脳」は「フレックス的」なんです。そしてAベクトルは全て「フレックス」なんです。

そうすると「女性でAベクトル」だとAベクトルの性質がより強くなるんです。

なので家族の中で1人の子供だけが「Hベクトル」で他の家族が全員が「Aベクトル」だと大変です。特にこの子供が「男の子」だったら問題がさらに大きくなります(男性脳は反対のフィックス的だから)


Hベクトルの人は、「なんで」「どうして」「誰が」「いつ」という話を「時系列的」に順番に話します。
「結果」とか「結論」という部分はその後に来るんです。それは「なんで」の部分を伝えないと「わかってくれない」と思ってるからです。

例え話をした方がわかりやすいでしょうね~

「今日、学校で友達のたかし君が先生に叱られた」
これをHベクトルの子供が母親に話すときにはこんな風に話します。

「あのね。いつも一緒によく遊ぶたかし君はこのごろ隣の3組の太郎君とよくキャッチボールをしてるんだよ~一昨日の放課後も学校の校庭でキャッチボールしてたんだけど、体育館の裏の小さな窓があってそれは人があまり入らない部屋なんだよ。たかし君が投げたボールが校庭のコンクリートの所に当たって変なほうに飛んでいって、それでその窓に当たって割れたんだよ。でも、たかし君達は人が来ない所だから『ばれない』だろうって逃げたんだって。でも、それを4組の女の子達が見ていて教頭先生に告げ口したんだ~それで今日、たかし君は担任の田中先生に職員室に呼び出されて怒られたんだよ~」

はい、伝えたいのは「たかし君が怒られた」って事です(笑)

これをAベクトルのお母さんは最後まで聞けません。何故か?

Aベクトルの人ならこう言うからです。

「たかし君が怒られた!」(笑)

「いつ」「何処で」「誰に」「何故」が全くありません。

Aベクトルの人は自分が一番イメージに残った所だけを言うからです。なので「叱られた」でない場合もあります。

Aベクトルの人は(とくに女性)は事細かく説明されるのがとっても苦手なのです。
何故なら「自分のイメージ」が重要なんです。だから事細かく説明されればされるほと「自分のイメージ」出来る範囲が減ってしまってかえってわからなくなったり、興味を失ったりするんです。

だから、Aベクトルの女性にTVを売ろうと思ったら、「このTVは凄く綺麗で、とっても良い音がしてかなり高級ですよ~」
これでたぶん買います(笑)

「液晶パネルにどんな技術が使われてて走査線が何本で綺麗だ」と説明されるとかえって興味を失うんですね~「どう綺麗なのか」「どう音が良いのか」は「自分のイメージ」でやりたいんです。

話を戻しましょう。

人は自分が「そう喋る」からには「相手も同じように喋る」と思ってるんです。

そして人は「喋り方」と「聞き方」はイコールなんです。

するとAベクトルのお母さんは上のHベクトルの子供の話は~
「あのね。いつも一緒によく遊ぶたかし君は~」

ここで「ピン」ときます。そして・・・・

Hの子供「あのね。いつも一緒によく遊ぶたかし君は~」
Aの母親「たかし君は最近遊びにこないね~」と割り込みます。

Hの人は相手の話には答えようとします。なので~
Aの母親「たかし君は最近遊びにこないね~」
Hの子供「最近、たかし君はお母さんが新しい『塾』を見つけて、毎日そこに4時から行かないといけなくてなかなか来れないんだって~それでね~たかし君と3組の太郎君はよくキャッチボー・・・」
Aの母親「塾!このまえ新しく出来た所だな!」そしてたかし君のお母さんの所に新しい塾の事を聞こうと電話を始めます。

この子は「言いたい事」が言えてませんよね。

もうひとつのパターンは、Aベクトルのお母さんが「ピン」と来た時に喋りださない時があるんです。その後も「うんうん」と聞いています。
「なんだ、聞くときもあるじゃないか」と思われるかもしれませんが。それは違います。

「ピン」と来た時点で「たかし君は最近遊びにこないね~」と思ったら最後まで「その話」として聞いています。ようは「思い込み」になってるんです。

するとこの子があとで「この前のたかし君が怒られた話だけど~」と言い出すと
Aベクトルの母親は「たかし君は先生に怒られて、うちに遊びに来れないんだろ」と・・・・違う!!

それと、Hベクトルの子供のもう1つの特徴は「目的の無い会話」をします。
「結果」とか「結論」がありません。

上の話にしても「たかし君が怒られた」のであって「自分」には何の関係もありません。
別段、自分が一緒に怒られた訳でも何かあったわけでもありません。

これは、「情報」の「共有」がしたいからなんです。なので「目的」は「話す事」そのものなんです。
自分が体験した事や見聞きした事を「そのまま」伝えたいんです。だからって「伝えて」どうして欲しい訳でもないんです。目的は空くまでも「伝える事」自体にあるんです。

だから、いくら「ピン」とこようが「答えを察そうが」途中で遮られたり、うまく伝わらないとそれは「目的」を果たせてないんです。

そして、Hベクトルの子供は一番、お母さんと情報が共有したいんです。


これを繰り返されたHベクトルの子供が取る行動は、だいたい2つです。

「聞いてもらえない」から何も話さなくなるか、聞いてもらえない「フラストレーション」からキレるかどちらかです。

さらにお気づきの人も多いでしょうが、Hベクトルの子供はAベクトルのお母さんの話が理解できません。
それはそうですよ~Hベクトルの子供が話そうとするとあれだけの文章量になるのにAベクトルの女性だと「ワンセンテンス」ですんでしまうんですから~

上で話したように「喋り方」=「聞き方」です。

Hベクトルには「何で?」「どうして?」「誰が?」「どこで?」「いつ?」って疑問だらけです。

こんな話をAベクトルの女性にしたらその人は「そう思うなら『どうして?』とか『誰が?』って聞くでしょう。聞かれたら答えればよいんだから最初から話す必要はないでしょ」と・・・

確かにそれはそうなんですが、それが対等な立場ならそうするかもしれません。

でも、自分なら「なんで」「どうして」も喋るのに「毎回」それを言ってくれない「母親」を子供はどう思うでしょう?その上、自分の言いたい事は「伝わらない」のです。
そしてHベクトルの子供(じつは子供だけじゃなく大人もなんですが)が最もお母さんにして欲しい事は「話を聞いてもらう」「情報の共有」なんです。それが出来ないんです。

この話は「どちらが良い、悪い」の話ではないんですよ。

これが「友達同士」とかならそれでも良いんです。
どうしても気に入らなければ会わなければよいことですから。

でも「親子」とか「会社」の中ではそうもいきません。とくに「親子」ではです。
この問題は子供の時だけではないんです。多くの場合はこう言う思いをして育った子供は少なからず大人になってからもこの問題を引きずっているんです。

僕がこの話でアドバイスした多くのお母さん達は努力して聞こうとしています。でもそれでもHベクトルの子供にとってはまだ「聞いてない」って思えてしまうんですね。

Aベクトルのお母さん大変でしょうが「苦行」なんで頑張ってください。

ちなみに他の組み合わせの場合は~
Eベクトルの話をHベクトルが聞くと「冷たい」「命令されてる」「怒られてる」って聞こえます。
Hベクトルの話をEベクトルが聞くと何が言いたいのかわからなくてイライラします。

EとA、AとEは多少のすれ違いはありますが何とかなります。

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