JUGEMテーマ:人生論
人が自分の人生を「幸せ」「豊か」なものって判断するは「死」の直前だって聞いたことがあります。
人は「今」って「瞬間」しか生きれません。
過去はただの「記憶」でそれは感じ方や捉え方で変化します。「思い出せない」なら存在しないのと同じです。「本当」かどうかはあまり重要ではなく「そう記憶してる」「そう解釈してる」「そう感じてる」って事が「本当」だったりします。
未来は「妄想」でしかありません。
どんなに予想してもそれが起こるかはなってみないとわかりません。
今まで必ず朝になれば太陽が登って来たからと言って、「明日」もそうだとはどんな科学者でも「証明」は出来ません。
ニュートン力学だって明日も同じように「りんご」が木から落ちると証明する事は出来ないのです。
その「唯一」の「今」の一番最後に感じてる事がその人の「全て」になるのかもしれませんね。
ある記事でこんな事が載っていました。
緩和ケアで人生の最後を過ごす人達は、必ず死に際には人生を振り返るんだそうです。
その中で「後悔」を語る場合はみんなが同じような事を言うのだそうなんですよ。
1「自分自身に忠実に生きれば良かった」
自分らしく生きれなかった事への後悔で、これが最も多いのだそうです。
ただ、よくこの「自分らしく」って言葉を使うと「成功」って言葉と勘違いしている人がいます。
事業に成功して大金持ちになり、「大成功」をした。スポーツで世界1になり「大成功」した。
音楽で世界的な歌手になり「大成功」した・・・・こなん人達が「自分らしく生きた人」・・・
そうとは限りません。
もしもそんな、「人とは違う」生き方でないと「自分らしくない」と思っているなら、それがすでに「自分らしさ」を見失っています。何故ならそれは「誰か」と比べての答えだからです。
もちろん上に書いたような生き方で「自分らしい」人もいます。
でも、心の底からの「自分らしさ」が「普通のサラリーマン」ならそれで良いんです。
上も下も良いも悪いも正義も悪もありません。
自分の「外」と比べての「自分らしさ」では本当の自分らしさにはたどり着けないのです。
もし、あなたが周りの人と比べて勝ち負けがモチベーションで勝つことをやり続けるのが、「誰とも比べてない自分自身」の自分らしさならそれはそれでOKです。
2「あんなに一生懸命働かなくても良かった」
男性に多いのだそうですね。家族との時間をあまり作れなかった事に後悔するんだそうです。
これは2つのパターンがあるでしょうね。
1つはその「働く」も自分のやりたい事ではなかったって場合。
いろいろな事情があるからなんとも言えませんが、やりたくは無くても自分が生きていくためにそして家族の為にそうしたのかもしれません。
そうでなくて「働き続ける事」が正しいと思った結果もあるでしょう。
それを手放せない人もいます。でもこの国はもうそれを手放しても良いんだと思います(僕の日記の「みんなが望むと。」を読んでみてください)
2つめは、「やりたい事」を仕事にしていてそれに没頭したってって場合。
でもこれはよく考えたら、それなら「生懸命働かなくても良かった」なんて言葉にはならないでしょうね。
ただ、やりたい事を見つけると「それだけ」になってしまう人もいます。人の「やりたい事」は一つではないし「仕事」以外の事もいっぱいあります。それが見えなくなると「心」はその「やりたい仕事」を上手く行かなくして「気づかせようと」します。
大きな枠での「やりたい事(主に仕事)」ともっと小さな「今週」とか「今日」とか「今」出来るやりたいこともやっていかないと「バランス」が取れなくなるんです。
3「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」
なかなかこれは「日本」では難しかったりしますね~とくに「田舎」に行けば行くほど難しくなります。
あまり周りを考えづに自分の感情ばかりを出してると、今度は「人間関係」で苦労します。
だからって周りに合わせすぎて自分を押し殺しすぎても苦しいです。
周りと上手くやるために「我慢」して・・・・
でも「我慢」って言うのは「独りよがりに自分の我に執着する」事です(僕の日記の「誰かに『我慢』してませんか?」を読んでみてください)
我慢するってことは「自分」の方が正しいとか相手が「間違ってる」ってのが根底にあるんです。
そこに自分と他人は別物で、そこに「良い」「悪い」なんて存在しないって、ありのままに受け入れる人は「我慢」は必要なかったりします(忍耐は必要な時がありますが~)
自分が「我慢」してると周りにも「我慢」している人が集まります。我慢している人は裏を返せば「自分が正しい」と思ってるのですから自分を素直に表現する人を攻撃します。
そうすると「我慢」することでしか上手くいかない人の集まりになるんです。それでは気持ちを表せなくなってしまいます。
4「友人関係を続けていれば良かった」
これは「幸せ」とか「豊かに生きる」って事を語ってるものは必ずといっていいほど、「良い人間関係」が必要って出てきます。
確かに悩んでいる人を見ていると、「知り合い」はいても本当の意味での「友人」はいない人が多いです。
それは、自分が「我慢」してたり「比べてたり」して楽しく生きれていないから自分の周りに集まってる人も「同じような人」なんですね。そんな関係や人達とは「良い人間関係」を築くことは出来ません。
5「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」
多くの人がその「幸せ」ってことの意味を理解できていません。
だから「間違ったもの」を幸せと思って追いかけていたりします。そしてそれは「間違ってる」のですから「心」は手を貸してくれません。なのでその「間違ったもの」は往々にして手に入らないのです。
手に入らない事で「気づく」事ができたりします。だからむしろ「手に入った」方が不幸なのかもしれません。
この前、ある講演会のビデオをみていたらその中で、脳溢血で突然、寝たきりになった人の話をされていました。この人はほんの数時間前までは元気には働いていたのに、生死の境をさまよって一命は取り留めたのですが後遺症で動かせるは首をほんの少し傾ける事だけになってしまったそうです。
この首を傾けることでなんとかコミュニケーションは取れるようになったのだそうですが、他の機能は回復しなかったそうです。
でもこの人が言うには朝、目が覚めた時に「目覚めた」事がとっても幸せだと感じるようになったんだそうです。そして「外が明るいこと」「風が吹いてること」「音がすること」全てがとっても幸せだと感じれるんだそうです。
こうなった人は本当に幸せです。たとえ「アラブの大富豪」でも勝てません。
幸せを感じる「境界線」は人それぞれ違います。でもその境界線がどこに有るのかが「幸せ」を感じれるかに大きく関わってきます。
だからって僕はお金も財産も捨てて、便利な物を持たずに何も持たない生活をしろって言っているのではありません。
ただ、この境界線の位置を多くの人は勘違いしていたり思い込まされたりして間違ったところい引いているんです。
実は多くの「幸せになろう!」「成功しよう!」みたいにやっている人は自分の足元の「幸せ」が見えていなかったりするんですね。
さて、あなたは明日からどう生きますか?
それではまた~
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