仏教に「渇愛」って言葉があります。
これは、「あくなき欲望」の事なんですが~
仏教ではこの「あくなき欲望」を無くさないと苦しみが続くって解いてるのです。
僕は「欲望」自体は有ってもよいとは思うんですよ。
それが自分の心からの「欲望」であるならね。
ところがこれが「人間関係」になるとちょっと違います。
人間関係においての「渇愛」は、
「相手の反応を期待する事」なんです。
もともと、人間は「認めて欲しい」「自分を愛して欲しい」と言う願望を持っています。
なので人と接する以上は大なり小なりこの「欲望」はしかたがないのはあるんです。
しかし、上手くいってない人や悩んでいる人に多く共通するのがこの「相手の反応に期待する」行動なんです。
よくあるのが、「~してあげたのに」ってやつです。
人が何かをしてあげたり好意をかけたときに、無意識のうちに「見返り」を求めている時があるんですよね。
「あんなに親切にしてあげたのに」「これだけ助けてあげたのに」「これだけ頼みをきいて上げたのに」・・・・
心の中で「これだけしてあげたのだからきっと何かしてくれるだろう」って思ってしまうのです。
逆に何かを頼んだりお願いする時も「きいてくれて当たり前」って無意識に思ってる場合があるんですよ。
これは「恋愛」においてもやっかいですよね。
「私が好きなんだから応えて」・・・
確かに恋愛で好きな相手に応えてもらいたいのはわかります。
「相手の反応」を求め続けると苦しくなるんですよ。
本来は全てが「自分の行動」で完結しているはずなんですね。
「誰かに何かをしてあげた」
それは自分がしたくてした行動であって、
「自分がしようと思ってした」それで完結しているんです。
たとえそれが「頼まれて」の行動だったとしてでもです。
それは「頼まれた」事を自分の意思で「やる」って選択したんです。だから結局は「自分がしたくてした事」に変わりはないんですね。
でも往々にして「あれだけ頼みをきいてやったのに」って思いがちなんですよ。
相手の行動が「礼儀」に反してるかどうかはまた別の話で、こうやって「自分の中心」を相手に置いてしまってると「苦しい」だけなんです。
この「自分の中心」を他人に持っていっている状態って恋愛でも同じです。
「好き」って感情があるからどうしても仕方のないところもあるんです。
常に「見返り」を求めてると、どこまでいっても「不安」が付きまとうんです。
上で書いたように「自分がこの人を好き」って事で完結してるんですよ。
でも好きなんだから「応えて」って思ってしまいます(応えてもらえないのは確かに悲しいですが)
これは「相手の反応」に「依存」しているのです。
そしてこの状態だとたとえ付き合っても結婚しても「不安」は消えないのです。
全てにおいて出来るのは難しいのかもしれません。
「自分以外」の人間の行動に「期待」するのが少ないほど、人生が楽になるのも確かです。
英語に「ギブアンドテイク」って言葉がありますよね。
これを「こちらが与えたら何かを返してくれる」って意味で使っていますよ。
「自分が何を手に入れたかったら、まずは自分が何かを与えろ」って事ですよね。
確かに自分が何かをしないで手に入れようと言うのは出来ません。
でもこれも何処か「相手の反応に期待してる」言葉に使ってるんですよ。
英語の本来の「ギブアンドテイク」の意味は「公平な条件での交換」です。
「公平な条件での」ですからどっちが「先」って事じゃないんですよね。
そして「ギブアンドテイク」は「互譲(ゆずりあい)」って意味なんです。
「the principle of give‐and‐take」
「ゆずりあいの精神」って意味です。相手に「期待」する言葉じゃないんですよ。
「人に何かをするだけで幸せ」「人が喜んでくれれば嬉しい」
「誰かに何かをするのは『自分』がやりたかったから」
ちなみに「渇愛」の反対は「慈悲」です。
少しでもそう思えてくると、人生は楽になってくると思いますよ。
それじゃまた~
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