さて、続きです~

前回は、両親もフィックスで子供も強いフィックスだと、どうしても「社会性」が偏ってしまうって話をしましたよね~

「社会性」もなんですがね。もっと平たく言うと「誤解されやすい」のですよ。

例えばこんな話がありました。

以前の話で僕はパーソナル心理学の組み合わせ的には、「フィックス」が強いと話しましたよね。
でも別の要素の影響でアスペルガー症候群とはまずなりません。

ですがやはり「フィックス」要素は強いんです。

あるときです。

知り合いの一人が僕に「自分の良くないところがあったら教えてくれ」と言うのです。教えてもらわないと気が付かずに皆に迷惑をかけてたら困るからと~

実はこの人の事は、他の人は「あの人はね~」みたいに大なり小なり言ってたのです。
別に怒ってるわけでもないんですが、毎回「あ~まただよ」みたいな感じだったんです。

もちろん、本人に面と向かって言ったりはしませんよ。

なので僕は「こんなところがあるよね~みんなもそう感じてるみたいだよ」と教えてあげたんです。

そう、僕は親切のつもりなんですよ。

ところが、そう言われたこの人は他の人に「私はそうなのか?」と聞きまくったんですね。

するとその人達、「そんな事はないよ~誰も気にしてないから~」と・・・・・

さらにこの人は、「僕にそんな事を言われた」と関係のない人にも言って周り~結末は僕が「その人の事を悪く言ってる」と言う話に・・・・・

え~~っと・・・・・

僕はフィックスです。だから起こってることをそのまま伝えました。しかも、「聞かれたから」です。
その人は最もフレックスが強いタイプの人です。

そして聞いてまわった人の中心人物はやはり組み合わせ的にフレックスが強い人です。

他の人もフレックスが多く、フィックスはいたんですがフィックスの中でも「争うのは嫌いで、事なかれ主義」のタイプですから、このタイプはとりあえず波風立てることは言いません。

そしてこの人が伝えた人はフィックスです。

僕から始まって、フィックス(僕)→フレックス(その人)→フレックス(他の人)→フレックス(その人)→フィックス(その人との知り合い)と伝わって行きました。

ここで、少し前の「本音と建前」と「生まれ日の呪縛 橋下徹」を思い出してみてください(読んでない人は読んでみてください。今回のシリーズはこれらを読んでないと面白さが半減します)

フレック=建前軸です。

そしてフレックスの多くは「良い人」に見られたいって無意識に思っていてそのように行動します。
しかも、言ってることの少々のニアンスとかが違うのは気にせず「その時、一番良い人に見られる」言葉を選択します。

以前の日記に書きましたが、例えば「来ない」と「来れない」をフレックスは「本当はどちらの意味の時でも」周りからよく見られる方を使います。だから、フレックスには「同じ意味」に近いんです。


フィックス=本音軸の僕はただ、聞かれたことをありのままに伝えたのです。

ですが、その事を聞きに行った相手はフレックスです。その場では「建前」を言います。

そうなると「僕だけが言ってる」みたいな話になります。

そしてその人はその「僕だけが言ってる」を建前軸で「自分は良い人(この場合は自分は被害者)の立場」で喋りますから、「僕だけが言ってる」のニアンスを強めます。そしてそれを聞いたフィックスはそれをそのまま他に伝えます・・・・

きっと伝言ゲームで話がきちんと伝わらないのは、フレックスの要素がある人が入ってるからではないんですかね~(笑)

試しにアスペルガー症候群の人やフィックスの強い人ばかりでやったら「伝言ゲーム」にならないと思いますよ~ただ、普通に伝わるだけですから(笑)

さらに、よく考えると一番最初の「自分の良くないところがあったら教えてくれ」も建前なんですよね~だからそれに正直に答えると「悪口」になるんですね。

そこはいくらあっても「大丈夫だよ~そんな事はないから~」って言わないとね(笑)


ここでわかるのは、フィックスの人の話には「悪気」はないんです。
Part1を思い出してください。

上司の誘いに「すいません。今夜は漫画を読む予定なんで」って断るのも正直に言ってるだけなんです。

チーズケーキの話でも「チーズは嫌い」と正直に言ってるだけなんです。

パーソナル心理学のお話の時に何度も書いていますが、「自分」の言い方や感じ方と相手は同じだとみんなは思っています。

だから、フィックスの強い人は「自分がそのままを正直に言う」から相手の言葉の意味を察する事なく、「言葉通りの意味」で解釈してしまうんです。

Part1で書きましたね~先生に「なんだ出来なかったのか!それじゃこの後も◯☓教室に行け」が「縄跳びの補習をしておけ」に解釈できなかった子供の話。

まさにその通りですよね~

これは、以前ボクの日記で書いた「本音と建前」って、今回のお話の元になる話を書いた時にmixiでのコメントのやり取りの一部でフィックスとフレックスの起きやすい誤解を書いています。

「例えば、建前軸(フレックス)の人が本音軸(フィックス)の人に「今度、Aって所に旅行に行こう」と誘ったとしましょう。
すると本音軸(フィックス)の人が「そう言えば、Aって所はこの前TVで綺麗な山があるって特集してた」と言ったとしましょう。
これを聞いた建前軸(フレックス)の人は「その綺麗な山に行きたいんだ」と思います。しかし、本音軸(フィックス)の人は行きたいわけではありません。ただ、「そんなTV番組があった」と事実を言っているだけなんですね~」

そしてこの話の建前軸の人は「行きたいって言った」と記憶してるんです。

上の子供の話に通じますよね~

ではこれが本音軸と建前軸が反対だったらどうなるでしょう?
誘う側が「本音軸(フィックス)」、誘われてTVの話をする側が「建前軸(フレックス)」です。

すると~当然フレックスの人はその山に行きたくてそのTVの話しをします。しかし、フィックスはこの言い方では「行きたい」と言葉にしていませんから・・・・「行きたい」とは感じません。

そうすると~フレックスの人はこの会話で「行きたい」と言ったつもりですから、「理解してない」と捉えちゃうんです。

ここの当たりの行き違いがアスペルガー症候群って思わせる時に大きいのですよ。

フレックスの人は言葉に出してなくても「そう言った」と記憶しています。だから、「そう言ったのに理解できなかった」、「言葉でちゃんと言ったのに理解できない」ってね・・・・

厳密に言えば「言葉では言ってません」よね~~

でも、旅行の話の中でその場所の話をしたんだから「それは、行きたいって意味の言葉でしょ」とフレックスの人は思ってるんです。

何度も言いますが「言葉」では「行きたい」って言ってませんよね(笑)

この「言葉で言ってるのに理解できてない」が「病気」と判定される理由の一つだと思うんですよ。でも言葉で言ってないし・・・(笑)

ただ、実際の場合はですね~フィックスはこの時に「行きたい」と感じてはいなくても「行きたいの?」って聞く人が殆どなんですよ。

そこは、「感じることはない」けれども経験則で「このタイミングで行ってくるってことは・・・もしかして行きたいの??」って思うから「聞いてみる」のですよ。

これが出来るか出来ないかが大きいのです。

実はフィックスの強いタイプの人で社会性を保ってる人は、感じたり察したりはしてないけどこんな具合に「経験則」でこの時はこうだと自然と「ルール化」してるんです。

昔、アスペルガー症候群の人が書いた本の中でこの人が社会生活を送る上で出来ない事、察するとか空気を読むって事はすべて「ルール」にして覚えてると書いていました。

それによって特に支障なく社会生活を送れているのだそうです。

おそらく、強いフィックスであってもフレックスに育てられると、親がそうしてる場面を多く見せられる(特に幼少期に)それと物心ついたら「そうしないといけない」って場面が多くあるので自然にそれをやってるんでしょうね~

では現実にもう強いフィックスのまま育ったらどうするかですよ。

これらは、そういったアスペルガー症候群とかの訓練の場でいろいろとやり方があるのだと思いますが~~

でもあまり効果はないような・・・・・

僕が思うにですね~教える側が「フレックス」の要素が強いからだと思いますよ。
だって「察せれる」んでしょ。そんなところで教える「先生」は~~

その「ルール化」するのことを教えれば良いだけなのはずですよね~後は経験と慣れの問題のはずです。ところがあまり上手くいきません。
これは、フレックスとフィックスの物の理解のしかたの違いがわかってないのだと思います。

あ~~~今回で終わらせようと思ったのに・・・・終わらなかった・・・長くなったし、もう朝だ~~
寝る時間がかなり無くなってきたので、次回に続きます(次で終わらせます・・・たぶん)



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