第三章 完 | 中斜里のブログ

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子育て終了して、現在は、ウインドサーフィン
を趣味にして、シニア生活エンジョイしようと思っていたら
すい臓がんになっちゃいました。
そんな私の治療の様子や日々の雑記です。

関東大会に出場した長女達だったが、
この日D先生は、ある都合で会場に来ることが出来ず、ピンチになったらコレを見てくださいと

1通の封書をK先生に託した

一桁で抑えられた1セット目
セット間のインターバルにK先生が封書を開けるとそこには

死ぬ気で頑張れ

とだけ書いてあったらしい

何か秘策が記されいると期待したK先生と選手達がずっこける姿が観客席も見てとれた

2セット目は一時7ー0とリードしたが
結果としては関東&全中で優勝したB中学の前に玉砕した


長女達3年生の夏が終った

3年生は全員、試合終了後今までに見たことがない位、泣きに泣いた

「D先生から教えられたバレーが出来ずに先生に自分達の最後の試合を見せられなかった」と
「先生のバレーをすれば勝てたのに」と

その光景に周りを囲む下級生も泣き、我々応援団も涙した

翌朝、現地入りしたD先生、選手達全員とディズニーランドで、はしゃぎまくったらしいです

彼は今、消防士として活躍中、ビーチバレーも現役復帰し、国体出場するなど頑張ってます

実は、長女たちの関東初日が採用試験と重なっていたのだが、K先生は彼の将来を優先して迷う彼に試験を受けさせた。

インハイ予選真最中の長女たちは残念ながら出席できなかったが、
長年付きあっていた彼女との結婚式の中で、あのディズニーランドでみんなで取った写真とともに紹介したらしい
彼曰わく、
「挫けそうになった自分を彼女達のひたむきに頑張る姿が支えてくれた」

「彼女達に出逢わなかったら今の自分はなかった」 と
 
今年の春高の会場にあの時のメンバーが5人もコート上で活躍していた。

 
今でも時々あの時の3年生メンバーが先生の自宅で食事会をしている
 
 
 
あの時出逢っていなかったら、多分違う人生が各々に訪れていただろう