ゲテ、AKB本に感心する | ゲテのブログ

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日々思いついたコトをいろいろ綴ってます

本日

バイト帰りに近所の書店に寄った


面白そうなのはないかと

いろいろと物色していると


見つけました



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「非選抜アイドル」


AKB48のメンバー

仲谷明香(なかやさやか)さんの本


発売前から話題だったので

発売日にはすでに書店にはなかった


特にAKB48のファンでもないのだが


興味はあったので読んでみることに


んで

さっきまで読んでました


1~2時間もあれば読める本


まず読んでみて思ったのは


単なる売名行為の

アイドル本ではない

ってことだ


それに

この子文章うまいのだ


非常に冷静に自分や

出来事も分析している


男の文章みたいなのだ


まぁゴーストライターに書かせたのかも

知れないが

それならもっと女性アイドルっぽい表現を使うのではないか


「コネ」とか「売り上げ」とか

「人気がない」とか

あまりアイドル本にはふさわしくない表現が

随所にある


「この子本気で書いてるな」


読み手にそう思わせる内容だった


肝心の内容だが


仲谷さんの子供の頃から

末端ながらAKB48のメンバーとなって

試行錯誤しながら現在に至るまでの

自伝だ


甘ったるいアイドル本ではなく

シビアな競争原理で動くAKB48の実情を活写している


厳しい人気競争から

脱落してしまった仲谷さんは

AKB48の中で自分なりの生き方を模索し

地味ながら精進する


「努力は報われる」


という単純なことを

あらためて読んだ感じ


この子20歳だというが

えらいしっかりしとる


こういうシビアな世界に身をおいてると

自然にそうなるのか



「努力は必ずしも報われない」

「チャンスは平等ではない」

この本の書評をネットに書いてる若い子が

そんな風に書いているのだが


確かにそうだ


努力しても

他人さんの不甲斐なさで自分の努力が

水泡に帰すこともある


頑張ったからって

必ずいい結果にはつながらない


でもね

若い子ちゃんたちよ


それでも

努力せずにはいられないのだ


破滅してもいいから

やりたいことって

人生には必ずある


仲谷さんは

それを実行して地味ではあるが

成功に近づいた子だ


確かにパッと人目を惹くような美人でもない子だ

どちらかというと素朴で「普通の美人」さんだ


アイドルと呼ぶにはパンチに欠ける

でも彼女は声優を目指しているという


夢かなえてほしいね


ちょっといい本でした

オトナもちゃんと読める内容でしたよ


機会があれば是非


じゃまた